見出し画像

初体験

思えばあれはまだ十代だった頃
その後4年間過ごした第2の故郷宇都宮

今でこそ餃子の町として有名だが
学生時代には地元で有名店が3つあったぐらい

卒業後再訪し
西口にある餃子の銅像を見た時
どうかしちまったのか宇都宮市民
餃子信仰が始まったのかと驚いた
※宇都宮市民の皆様決して馬鹿にはしてません


翌日の2次試験会場の下見へと東口の路地裏をさまよっていた

今思えばその時から路地裏に縁があったのだと…

受験シーズンは真冬
宇都宮の冬は寒い

白いコートの私は怪しく見えたのだろうか

自分で言うと説得力のかけらもないが
私は当時どう見ても普通の一般市民だったはず

前からお巡りさんが近づいてきた

これって職質ってやつ?

間違いなく私に向かってきた

私は潔白ですよをアピールしようと
自ら声をかけた

「大学まではこっちであってます?」

逮捕されずに済んでホッとしたことを覚えている

これが私の初体験

キャッ💕

2度目は30代後半

場所は新宿駅

丸の内線に乗り換えるため私は急いでいた

足早に階段を下っていると
左右から私を挟み込むように近寄ってくる人影が見えた

またしてもお巡りさん登場
しかも二人

私はもちろん堅気ですが
スキンヘッドに白T、Gパン
背中にはリュックサック

格好の的となったようだ

仕事に向かっていることを告げたが
リュックにカッターとか入ってませんかと聞かれる

入っとるわけないやろと思いながら
リュックを差し出し潔白を証明した

「一応リュック持ってる方には確認させていただいてるんで」
「ご協力ありがとうございます」

2回目も逮捕されずに済んだ


3回目も舞台は同じ
例のごとく左右の視界から人影がチラリ

急いでるし面倒くさいので
そのままリュックを差し出した

「以前にも同じように声かけられたことありますか?」

はいと答えると

「じゃあいいです」

いいなら止めんなよ!と思ったけど
公務執行妨害で逮捕されたくなかったのでやり過ごした


4回目は40代
舞台は蒲田

当時夏の仕事で
羽田空港国内線ターミナル建設現場の帰り道

作業着のままチャリンコ
背中にはリュックサック

チャリンコのお巡りさん登場

もれなく呼び止められた

またかぁと思いつつ
リュックと免許証を自ら差しだした

とても人の良さそうなお巡りさんだったので
質問をぶつけてみた

見かけで判断してるでしょうと

「そんなことはないですよ」
「リュックサック持ってる人は確認させてもらってます」

私は納得でできなかった

その数日前小雨が降り出した帰り道
少し薄暗くなっていたが
当時のチャリンコのライトは自家発電だったので
重いからライトは消したままだった
もちろん違反なのだけれど

もれなく交番前で止められ注意を受けた

しかしライトを点けず走り去る高校生は止められず

なんで俺は止められて奴はOK?

逆切れ、開き直りあるある
今はそんなことは言わないけどね

お巡りさんはしきりに
「そんなことはないです」って言ってました

お仕事なのにすみません🙇‍♂️

公務執行妨害にされなくてよかった


何が言いたかったというと

私の好きな餃子は
長野県松本市にある
「餃子の店 味の横綱」

宇都宮の餃子も蒲田の羽根餃子もおいしいが
一見普通の餃子なのに初体験の感覚で激うま

お近くにお越しの際は是非食べていただきたい

尚午後6時からは混むので電話予約をしたほうが良いです

ナンじゃなくて、餃子の話です


また食べたいな💕


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

表題画像は 山根あきら さんに
帯は いつき さんにお借りしました
いつもありがとうございます

では、良い1日を✨

#なんのはなしですか
#賑やかし帯



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?