筍の皮でちまき
竹の生えない北海道で高価な生筍の皮一枚も無駄にしたくないという思いから。
いつもおいしそうだなーと思うお料理を作っているヒロヲカさんのブログにあるちまきレシピを参考にした。
蒸しちまきと茹でちまきの作り方を混ぜた。
茹でちまきではもち米を水に吸わせる必要はないらしいが、だし汁がもったいないので吸わせた。油はなるべく使わずあっさりめに。
茹でないので塩分は減らし、モラセスを肉に入れたので米に砂糖はなし。筍を入れるので米を減らした。
意味のない行程や必要のない手順が含まれているかも。
*筍の皮
下の方の白くなってる柔らかい皮と内側上の方の柔らかい皮は切り取って茹でる。食べる。
硬い筍の皮は破れないように剥がし、重しをして水に漬けて置く。筍の下処理が終わった翌日に筍の皮の毛の生えている部分を円を描くようにくるくるこすり合わせて毛を除く。毛が取れたら、外でシャワーホースを使い皮にこびりついた毛を飛ばすと楽。
包む前に皮を蒸し器で蒸して消毒する。消毒後すぐ使わないなら水に漬けておく。乾くと折り曲げたときにあちこち破けてくる。
3日前〜前日
*肉
豚バラ 脂肪40%くらい 300g(半分は肉まんに使う)
戻した干し椎茸小4つ
チャイブ 刻む
生姜 親指大 細かく刻む
モラセス小さじ1
醤油大さじ1
たまり醤油大さじ1
紹興酒小さじ1
塩小さじ1
*お米と具
もち米200g
干し椎茸の出汁
筍 90g(根の方のシャキシャキ部分は細かく刻む)
干し海老大さじ1 酒と水半々で戻す
醤油大さじ1.5
塩 小さじ1/2
ぎんなん ちまき一個に2粒
枝豆 ちまき一個に2,3粒
ボイルベビーホタテ 一個につき1,2個
大福豆など大きな甘い煮豆や栗の甘露煮などもあれば良さそう
半分に切ったゆで卵、うずらの卵もあるといいかも
干し椎茸は水で戻す。干し海老は酒と水半々で戻す。
肉はゴロゴロ大きめに切る。肉まんの分は切らない。
肉と戻したしいたけを調味料、チャイブ、生姜を入れた袋に入れて冷蔵庫で一晩漬ける。味はかなりしっかり目。
もち米は洗って干し椎茸、干しエビのだし汁と調味料合わせて200gに浸す。
翌日
干しエビのワタを取る。大変。
干し海老と筍の根本の部分を細かく刻む。
筍の先柔らかい部分はサイコロ大か2-3cm長に薄く切る。
角切りにした肉を油なしのテフロンフライパンで焼く。表面に焼きめが付いたら肉を取り出す。
筍、干し海老、水気を切った米を炒める。
米から水分が飛んだら、残っている場合は米から切った水分を入れて米に吸わせる。
水気がなくなってきたら終わり。硬めに炊いたおこわみたいになった。
たけのこの皮に米を詰める。スプーン一杯詰めたら、肉、筍、ぎんなん、枝豆など具を入れる。米は2倍以上に膨らむので思い切ってたっぷり詰めるとよい。
米を入れて蓋をする。米で具を包むイメージ。
米をぎゅーっと押して隙間がないようなるべく空気が入らないよう包み、解けないよう紐で縛る。紐はハサミで切るのでてきとうに。
巨大な筍から剥がした皮でも粽用の竹の葉と比べると包むスペースが限られる。無理矢理包むことになるので紐はしっかり。
圧力鍋に蒸し器セット。低圧おもり。コップ一杯水を入れて、加圧されたら弱火で5-10分蒸す。
圧が抜けたら取り出して食べる!
大きめおにぎりサイズ4個と小さめおにぎり8個くらい?
野菜がたりなかったので、豆腐ちくわキャベツを炒め塩コショウで味付けし、チキンストックと片栗粉で絡めたおかずと共に。
具なしのチキンストックをスープに。
反省:もっと作ればよかった。皮に包むのが下手で粽全部が小さめだった。もっとぎゅーっとたくさん詰めればよかったけど、皮に入る量は結構ぎりぎりだった。具をゴロゴロ入れたつもりが、そうでもなかった。当たり前だけど内側の皮は小さくて包むのが大変。
味はとっても美味しくて残りを冷凍するつもりが、3人が夕食で食べきってしまった。
米粒の形がきちんと残ってるのが良いと思ってそうしたけれど、もっと水分多めで長く蒸すか、茹でたほうが具と米がくっついて一体感が出てよかったかも?
2023年
餅米300gでつくってみたけど、足りなかったので来年は400gが良さそう。
高圧重りで蒸すと米がベチャッと柔らかくなりすぎた。絶対低圧で!
旅行でのおやつになります