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三島明神の祭

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。

初期の舞台は静岡東部、かつ、清盛の本拠地神戸がちらつきます。

どちらも土地勘があるので、色々連携した記事を書けると思ってわくわくしています。

今回、ご紹介するのは大河で時政が大騒ぎして発言したこの台詞

「正月と三嶋明神の祭が一度に来たようだ」

三島大社のお祭りと言うと、例祭が8/15~17の3日間にあります。

一般的には「三島夏まつり」と呼ばれています。近隣地域の人々が山車でまちに繰り出し、シャギリやお囃子を演奏します。

このシャギリは北条氏発祥と言われています。
大河で楽しく踊っていた時の楽器もお囃子に使われているように思います。

大河ドラマでは恐らく、この祭のことを指していたと思われます。

もうひとつ、三島大社で有名なお祭りは1/7の田祭です。

こちらは一般的には「お田打ち」と呼ばれています。

「昨日、オタウチ見てきたよ」

なんて言われたら、「この人、いつの間にそんな尖ったオタクになったの??」と思いますよね!?

三島大社のお田打ちは牛や猿が出てくる田楽系の芸能です

衣装は黒紋付や白装束などに洗練されてきていますが、昔から大きく変わらずに引き継がれている貴重な地方芸能です。

こちらも楽しいお祭りですが、正月と1/7が一度に来てもあまりめでたくないので、大河で言われていたのは8月のお祭りのことだと思います。

実は私は「お田打ち」が大好きなので、お絵描きして紙芝居風のスライドを作っていました。


なんとなく雰囲気を感じていただければ幸いです。
お田打ちはみんなで楽しく笑って豊穣を祈るお祭りです。皆さんが楽しく豊かな生活を送られることを祈念しております。

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