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手術看護LABOとは何か

こんにちは。手術看護LABOのNakaです。

今回のnoteでは、手術看護LABOとは何か、手術看護LABOでは何をしているのかを紹介します。

手術看護LABOとは

手術看護LABOは、手術室看護師のためのコミュニティです。

もともとは「オンラインコミュニティ」としていましたが、現在LABOのメンバーは個人のLINEアカウントで繋がっていて、ビデオ通話で顔名前も互いに知っているので、実質オフラインでも問題なく繋がれる関係性になっています。

手術看護LABOのコンセプト

手術看護LABOは僕と僕の友人の2人で思い描いたビジョンから生まれたものです。

勢いでコミュニティを作ったので当初はブレブレでしたが、現在は以下のようなコンセプトで活動しています。

少しだけ、2つのコンセプトの説明をします。

▶︎認定看護師がいない施設へ専門教育を届ける

手術看護は、看護学校で基礎教育が行われていない看護分野です。

そのため、手術看護教育は看護師になった後で、入職した施設で初めて教育が行われます。

特にカリキュラムがあるわけではないので、施設の現状に沿った、その施設に必要な教育が行われます。

これにより、手術看護教育は施設ごとに量も質も異なります

手術看護認定看護師は、唯一周術期という視点で手術看護に関する統一された教育を受けた実践者の集まりですが、現在国内に600人程度しかいません。

統一された専門教育を受けた者として、教育を必要とする施設や個人、特に手術看護認定看護師がいない地域へ教育を届けることは、我々の責務だと思っています。

▶︎現場の実践者同士を、施設の壁を越えて繋ぐ

看護師の施設を越えた交流には様々な方法がありますが、主なものとしては学術集会、いわゆる「学会」が挙げられます。

看護師の学会というのは特殊で、医師のように誰もが当たり前に参加するものではありません。

それに、看護系の学会では発表後のディスカッションがとても少ないんです。

ところが、発表が終わった途端、発表者に駆け寄って質問を浴びせるという光景をよく目にします。

看護師という職種の中には、人前で発言するという行為に抵抗を感じる人が多いんです。

だけど決してディスカッションが無いわけではなく、ディスカッションは発表が終わった後、フロアの隅で一部の小さなコミュニティ内で行われているんです。

学会で最も大事なのはディスカッションです。

そのディスカッションを、多くの人で共有できるのが学会です。

問題なのは、学会という公の場で質問が飛び交わないという現状ではなく、ディスカッションを求める実践者がディスカッションできていないという現状です。

それならば、ひとまず緊張がない状態で気軽に質問ができるような場を作り、実践者同士の繋がりを構築しようという思いから、コミュニティを立ち上げました。

手術看護LABOでの活動

手術看護LABO開設当初から、LABOのメンバーはコミュニティ内のチャットで日頃の実践に関する質問を投げかけあっています。

また、LABOのメンバーには動画による教育コンテンツの配信をしております。

実は活動内容もブレブレだったのですが、ある程度固まってきました。

もともとは運営者からメンバーへの1方向の情報提供でしたが、情報提供の場をオンライン勉強会とすることで、双方向でタイムリー、かつメンバーが求める情報を提供できると考えています。

また、手術看護というのは施設ごとのローカルルールが多い分野であり、質を担保するために多くの実践者が創意工夫をしてケアを提供しています。

施設ごとの創意工夫は、他施設の悩みを解決する手段にもなります。

メンバーは日頃使い慣れたLINEというプラットフォームの中で好きな時に質問でき、創意工夫を共有しあっています。

僕がほぼ毎日配信するコラムは、手術看護のことだったりLABOのことだったり、時にはリーダーシップやマネジメント、教育など、はっきり言ってただの思いつきです。

ただ、自分なりのルールとして「教科書やネットからは得られない情報」を意識して配信しています。

手術看護LABOが目指すもの

手術看護LABOが目指すのは、


▶︎コミュニティという集団の中で個々のメンバーが成長すること

▶︎キャリアアップのための経済的支援をできるまでにLABOを大きくすること


です。

大まかに手術看護LABOについて説明をさせて頂きましたが、簡単に言えば「全国の手術室看護師と仲間になれる」ということと、「分からないことを誰かが必ず教えてくれる環境に身を置く」ということです。

興味がある方は、以下より詳細をご覧ください。

手術看護LABO




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