19-20シーズン冬の補強

ラ・リーガ19-20前半戦を最下位で折り返し、危機的状況に陥ったエスパニョール。
アベラルド就任後徐々に調子を上げていっています。
また、新戦力確保も順調に進みました。
今回は加入、放出をペリコ目線で解説したいと思います。

IN

ラウール デ トマス

ベンフィカ🇵🇹から移籍金20M€で2026年までの契約で加入。
その他に移籍金変数あり。

昨シーズン、ラージョでリーグ戦14ゴールのストライカーがリーガ復帰！
当初、エスパニョールの冬の予算は12Mと言われていた中、それを大きく上回るクラブ史上最高額で加入。
フェレイラ、カジェリ、カンプサーノ、ウーレイいずれも鳴かず飛ばずでリーガ最少の得点力を強化すべく加入。
現在出場全試合ゴール中！
ボールロストは多いが、それを吹き飛ばす得点力を見せている。
ようやくボルハの後継者が来た。

収めるカジェリ、決めるRDTという攻撃において完璧は補完関係を見せるツートップが完成しようとしている。
一時期マドリーのメンバーだったカンプサーノはタイプは似ているので学ぶところを学んで成長するいい教材が来たと思って欲しい。

レアンドロ カブレラ

ヘタフェから移籍金9M€で加入、2024年までの契約。
ヘタフェでジェネとコンビを組んでいたバリバリの主力ウルグアイ人DFが電撃加入。
リーグ最多失点の守備陣を立て直すべく、アスレティック戦で早速スタメンデビュー。
さすがヘタフェでレギュラー張ってただけある安定感を披露。
絶対にクリアミスしないマン。絶対にクリアミスするマンのベルナルドと空中戦かなり強いコンビを組んだ。
レフティなのも高ポイント。

エスパニョールとしてはウルグアイ人にストゥアニやパンディアーニなどいい印象があるのでこれからもよろしく。
移籍金9Mはエルモソのエスパニョール→アトレティコへの移籍時の移籍金の半額をマドリー→エスパニョールへの移籍時の移籍金とする特殊な契約を除きDFとしてはクラブ史上最高額。(エルモソは25Mの半額なので12.5M)

アドリアン エンバルバ

今シーズン、ラージョで7ゴール11アシストしているアタッカーが移籍金10Mの分割払いで2024年までの契約で加入。
昨シーズンのボルハに並ぶ移籍金となった。
夏にエルナン ペレスを放出し、シーズン途中にプアドをレンタルに出し、右サイドのアタッカーがメレンドだけになっていたので、「このクラブはバカなのか？」などと言われたが、即戦力級のアタッカーの獲得に成功した。
昨シーズンラージョの攻撃陣を牽引したRDTとのコンビが復活。

ペリコからはラージョ(スペイン語で雷⚡)から来たスピードスターで、Embarbaという名前がMbappeに似ていることから、Mbarbaと文字られ相当期待されている。

オイエル オラサバル

最終日にレバンテから電撃加入。
2024年までの契約。
ディエゴとプリエトでは差がありすぎ、健全な競争環境とは言えなかったため補強、また今後数年のゴールマウスを安心して任せられるキーパーが欲しかったらしい。
元はバルサの選手のため、試合でやらかした場合厳しい意見など出ると思うがそれを考慮してもやってきてくれたことに対して敬意を表したい。
夏に名前が出ていたが結局冬に来ました。

OUT

エステバン グラネロ

正直、移籍はないと思ってました。
ただ、監督の戦術との不一致、慢性的な背中の痛みなど本人としては思う所があったんでしょう。
セグンダbとは思いませんでしたが、マルベージャは首位なのでセグンダaで見られることに期待しましょう。

ジュイス ロペス

セントラル5番手となり、継続的な出場は難しくなり、テネリフェへ半年のレンタル。
アスレティック戦では緊急案として右ラテラルとして出場しましたが可もなく不可もなくといった感じだった。
テネリフェには、昨シーズン共にbチームで戦ったアレックス ベルメホがいるのでそこまでコミニュケーションに困ることもないと思うので、良い移籍先だと思います。
大きくなってプアド、アレックスと共に半年後笑顔で再開できるといいね！

以上が冬の移籍市場でのエスパニョールの動きとなりました。
冬で夏に得た利益を全て使い果たしてヨーロッパ5位となる金額を使ったことは驚きですが、ピッチ外ではクラブの成長を感じるので、ピッチ内へと繋ぎたいですね。

追記

パブロ ピアッティ

6月までの契約を解除し、トロントFC(MLS)に移籍。
16-17シーズンに10ゴール11アシストのダブルを達成したが、その後のパフォーマンスは度重なる負傷などにより向上しなかった。
昨シーズンは右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い今シーズン復帰したものの目立ったパフォーマンスを見せることは出来なかった。
高給取りのため、給与上限の圧迫などチームの改善すべき課題のため契約解除となった。