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ビセンテモレノ体制の始まり!

ビセンテモレノ体制の初戦となるウエスカとのPSMが行われました。
結果は1-1の引き分け。
この一戦で分かったビセンテモレノのスタイル、現時点でのポジションの序列、アピール度を書いていこうと思います。
アピール度は◎、○、△、✕で、-は出場無しです。

基本のフォーメーションは4-2-3-1。

①ゴールキーパー(ポルテーロ)

△ディエゴ ロペス
△オイエル
-アンドレス プリエト
-アドリ ロペス

ゴールキーパーはディエゴ、オイエルがレギュラー争いをすると予想されます。
ディエゴはキャッチミスから同点弾を決められているので、そこまでアピールはできなかったか。
オイエルは後半レベルの下がった相手にピンチらしいピンチを作られず、アピールできる場面が無かった?
プリエト、アドリは出場無し。

②センターバック(セントラル)

◎レアンドロ カブレラ
○フェルナンド カレロ
○ジュイス ロペス

センターバックは、カブレラが現時点では間違いなく柱でしょう。唯一の左利きで空中戦も強いです。
カレロも足元の安定感あるプレーを見せました。
思いの外良かったのはジュイスで、右のセンターバックに入りましたが、機を見ては左サイドのペドロサに対角線の配球を数回見せていました。テネリフェでのレンタルで成長したと思われます。

③右サイドバック(ラテラル デレチョ)

○ビクトル ゴメス
△オマル エル ヒラリ
-ピパ

ハビが退団し、ピパはコロナ陽性反応のため出場出来ないので、実質ゴメス1人の右サイドバック。
守備で軽い場面はありましたが、本来の良さであるイケイケの攻撃参加をエンバルバとの縦のコンビで見せることが出来たのは良かったです。
自陣深い位置ではエンバルバと2人で相手を潰すプレーも意識的にできていたと思います。
昨シーズンはフベニールb所属だったらu-17モロッコ代表のオマル エル ヒラリは飛び級でトップチームデビューを果たしました。短い時間だったので、今後に期待。

④左サイドバック(ラテラル イスキエルド)

○ディダク
△アドリア ペドロサ

ディダクは先制点の起点となる相手陣内深い位置でのボール奪取を見せました。
それ以外特に良いプレーはありませんでしたが、悪くなかったのでは。
ペドロサは大外のレーンを使ったオーバーラップで左ウイングのバルガスとそこそこいい連携を取れたと思いますが、負傷交代してしまったので、判断が難しいですが、△とさせてもらいました。

⑤ダブルボランチ(ドブレピボーテ)

◎マルク ロカ
○ポル ロサーノ
○アレックス ロペス
○ダビド ロペス
-フラン メリダ

どうやら、ビセンテモレノはダブルボランチにアンカータイプ1枚とインテリオールタイプ1枚を組み合わせるようです。
これで守備時にはインテリオールタイプが前進し、トップ下と同じくらいの位置まで上がり、4-2-3-1から4-1-4-1の形で守る様です。

上記のメンバーを分けるとこんな感じ
アンカータイプ→ロカ、ダビド
インテリオールタイプ→ポル、アレックス、メリダ?
ロカは今のところ替えがきかない選手です。潰すだけならダビドにもできますが。
そのためにビルドアップ要員でメリダを取ったと思います。もしロカが移籍するとメリダ、ダビドコンビがファーストチョイスになるのでしょうか。
ポルとアレックスも悪いプレーはありませんでしたが。
ポルはパスで、アレックスは守備でアピールできていると思います。

⑥トップ下(メディアプンタ)

◎オスカル メレンド
△ゴリ
-セルジ ダルデル

ここはメレンドがやりたい放題できるポジションです。周りにパスを出す相手が沢山いることでメレンドは活きます。守備時には精力的にプレスにも行き、点を取ったので文句なしです。
そして22歳にしてキャプテンマークを付けることになりました。このままダルデルの調子が上がってこないとスタメンは確定でしょう。
昨シーズンフベニールaでプレーしたゴリは出れただけでも御の字です。
ダルデルは疲労のためメンバー外でした。土曜日の試合には出るらしいので期待です。

⑦右ウイング(エストレーモ デレチョ)

◎アドリアン エンバルバ
△ジョフレ カレーラス

このポジションはエンバルバ確定と思われます。
この試合でも運動量、スピード、キレ共に目立ってました。
カレーラスは出場時間が短く、評価が難しかったので△に。

⑧左ウイング(エストレーモ イスキエルド)

○ニコ メラメット
○マティアス バルガス
-ハビ プアド
-モハメド エザルファニ

試合に出場したニコ、バルガス共に悪くなかったです。ニコは持ち前の突破力、バルガスはペドロサとのコンビが良かったです。
ニコはワイドに、バルガスはハーフスペース気味に、とポジショニングの違いが戦術にバリエーションをもたらすと思います。
希望を言うならどちらかは点をとって欲しかった。(ニコはアシストしましたが)
このポジションは、サラゴサから帰ってくるプアド、昨シーズンのb得点王モハもいるので熾烈な争いが見られるのではないでしょうか。

⑨センターフォワード(デランテーロ セントロ)

○ウーレイ
○ビクトル カンプサーノ
△ジュリアン マヒカス
-ラウール デ トマス

ウーレイはプレッシングの意識がとても良かったです。それに合わせてチームとしてもプレッシングできたのでそこも良かった。
またお得意の裏抜けもオフサイドになりましたが、健在です。
カンプサーノはb時代に見れたクロスにサッと入ってスルッと点をとる形が再現できつつあります(抽象的な表現で申し訳ない)。ゴメスが頭狙いのクロスを足元へのクロスに切り替えたのもあると思いますが、カンプサーノのやりやすい形に変わってきているのは朗報です。
マヒカスは今まで書いた数名と同じく、昨シーズンはフベニールaだったので出れただけでも財産です。
土曜日の試合ではRDTも出場予定なので楽しみです。

⑩最後に

この試合だけの感想ですが、ビセンテモレノは若手起用の鬼ですね。
優秀なカンテラのあるエスパニョールとの相性は抜群?
まだ1試合で、形が固まっていないところが多々ありますが、セグンダチャンピオンに対して割と押し込んだ試合が出来たのは良かったと思います。
ビセンテモレノ監督!期待してます!

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