ボドゲはいいぞ。シャドウレイダーズはいいぞ。

『ボドゲはいいぞ。』、シリーズ化。

というわけで、前回に引き続きボドゲ同好会でプレイした面白いボドゲを紹介していく。面白いボドゲは他の人にもやって欲しいし、絶版なんてこともよくあるので積極的に推していきたい。

■『ボブジテン』

例によって写真を撮り忘れた。メインじゃないので許して。いや今度から写真があるのはメインのやつだけということにしよう。よし。

『ボブジテン』は考えることがメインのボドゲではなく、わいわいできるパーティゲームだ。ターンプレイヤーが中央に置かれたデッキからカードを1枚めくり、そこに書かれている外来語を日本語だけで説明する。他のプレイヤーはそのカードに書かれている外来語を、ターンプレイヤーの説明を聞いて早押し形式で当てる、というシンプルなゲームだ。ターンプレイヤーと当てた人にそれぞれ1ポイントずつ入り、当てた人が次のターンプレイヤーになって、デッキが切れるまで進んでいく。

このゲームで楽しいのは個人的にはターンプレイヤー側で、その外来語をどういうふうに説明しようかと悩んだりするのもあるが、説明の言葉を切ってお手つきを誘ったりという意地の悪い事もできたりするのだ。

ただそうは言っても、答えられない人はずっとターンプレイヤーになれないので面白くないことになってしまうという欠点もある。なので、何回もやるというよりかは最初の肩慣らしだったりお口直しだったり、そういうときにやるのがよさげな気がする。

■『シャドウレイダーズ』

さて、今回のメインディッシュである。このゲームをプレイしたのはこのときが初めてだったが、実はこのゲームはとあるゲームのリメイク版で、私はそれが大好きだったので当然これも大好き。学生時代の研究室旅行で毎年先生も交えてやってた。

オリジナルは『シャドウハンターズ』という名前。名前もそっくりなら内容もそっくりなんだけど、どうしてリメイクされたかというと、『シャドウハンターズ』は版元が揉めたとかなんとかで日本語版は絶版になってしまったというね。

話が逸れたが、『シャドウレイダーズ』はいわゆる正体隠匿系のボドゲで、お互いが敵か味方かというのをゲームを進めながら推測していき、敵側を全員倒せば勝ちというのが大枠のルールだ。代表的なのが『人狼』で、これは有名すぎてWikipediaにも記事があるくらいだ。

ただ、オーソドックスな『人狼』には欠点がいくつかある(と私は思っている)。ひとつは、序盤は敵味方の情報がないのに誰かを倒さなければいけないというもので、そこで選ばれたプレイヤーは何もできずに退場となってしまい、大変おもしろくない。また、別途ゲームマスター役を置かないといけないので、人数が必要というのもある。

『シャドウレイダーズ』は、最初に各プレイヤーがキャラクターカードを引き、そのキャラの役でゲームに参加する。キャラは『シャドウ』『レイダー』『シチズン』の3陣営のいずれかに属しており、『シャドウ』と『レイダー』は敵対関係で『シチズン』は中立といった関係にある。『シャドウ』と『レイダー』はそれぞれ敵対する陣営のプレイヤーを見破って攻撃し、全滅させれば勝ち。『シチズン』は勝利条件がそれぞれ設定されており、例えば「最後まで生き残れば勝ち」「2人以上が脱落している状態で、自分が誰かを倒せば勝ち」など様々。

このゲームでは、「序盤で事故死する」ということが基本的にない。やっぱりボドゲをやる以上は、全員がある程度は楽しめてほしいと思うので、そこが一番好きなところ。なぜかというと、①最初は他プレイヤーが敵か味方か一切わからない ②他プレイヤーの情報を得るには、ダイスで特定の目を出して質問カード(画像上部右の緑のカード)を渡すしかない ③各キャラにはHPが設定されており(画像手前の細長いのがライフゲージ)、数回の攻撃では死なない というところ。

序盤は緑カードを引いて探り合い(引けなかったプレイヤーは白とか黒のカードで装備カードを引いて戦闘準備)、正体が分かってきたら殴り合い。情報も大事だけど、戦闘で負けたら意味がないのでそっちも大事。正体が割れてきて殴り合いになったらパーティゲームっぽくなるし、先に死んでも勝利条件を満たせば勝ちなので死んだら終わりでもない。あと、質問カードに嘘をついてはいけないのだが、嘘をついてもいいキャラが1体だけいて、それもまたゲームを面白くする。

『人狼』系ゲームなのでどうしても人数は必要だけど、みんなでボドゲカフェに行ったときなんかにはぜひ探してみてほしい。



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