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この仕事を選んだわけ ~続き

前回の記事に少し続きを♡

あれこれ考えていたら思い出したので書きます。


1、今の状況

今私は新たな一歩を踏み出すべく日々修行中です。
新たな一歩とは、「トレーナー」から「パフォーマンスビルダー」へと変わること。
スポーツ現場に出始めて早18年!笑
時の流れの速さに驚きつつ、自分がこれから何をしてくべきなのか、何をしたいのかを考えた時にトレーナーという肩書から、より的確に自分のことを表現してくれる肩書に変更し、事業を展開していくこと。
そのために、今までのお仕事を見直し、棚卸をし、あらゆることを整理整頓しています。
noteを書き始めたことも、その整理整頓の一つです。
私のマネージャーに勧められてやってみたのですが、自分の考えをアウトプットすることが意外と難しい。ですが、「書く」という作業を通じて、自分の現状や専門的な話をまとめたり、自分の過去や今後のことを頭の中で整理することによって自分と向き合う時間が増えました。
これだけ情報が溢れる中で、無意識のうちにインプット過多になる脳内を整理し、自分に必要なものを精査し、整理する、アウトプットは自然とそれらの作業をすることになるのだなあと感じています。長文でなくとも、何かしらのアウトプットをすることは皆さんにもおすすめです!
なので、今私は脳内を整理し、自分の気持ちと向き合い、今後のステップに向かって歩みを始めているところです。


2、思い出した過去の私

そんな作業をする中で、美容師さんに髪を切ってもらっている時に思いだしたことがあります。もうずっと髪を切ってもらっている方で、会話の中で「そういえば何で今の仕事選んだんですか~?」と質問されました。
そこでふと思い出したこと、「私は生き残りたかったんだ」ということ。
私は大学卒業のタイミングで専門職を選ぶことを決めて、子どものころからやりたかったスポーツの仕事を選択しました。
その選択の際に、漠然と思ったのが「ずっとスポーツ界で生き残るぞ」ということ。
そもそも「スポーツ」というワードにはずっと興味があり、高校進学、大学進学とそれぞれのタイミングで「スポーツ」と「それ以外の道」を常に天秤にかけて悩んでいました。
でも色々な理由から、スポーツを選択することがないまま時は流れ、大学卒業時に内定先の企業で事前研修を受けて働いた際にやっと吹っ切れたのです笑
「これから長い期間働くのだから自分のやりたいことをやろう」と。
私は体験することでやっと腑に落ちるタイプなんですね~。
ということで、企業の方に本当にすみませんと謝り専門職を選ぶことにしました(そういえばこの時も社員の方に「頑張って」と後押ししてもらいました。社会人としてはルール違反でしたが、本当にありたがい一言でした)。

いざ選ぶとなると、スポーツの職種と言っても様々な仕事があります。「トレーナー」「治療家」「通訳」「メディア関係」~等々。
そこで私が思ったことが2つ。

① スポーツの現場に関わること
  …物事が起きるその「場」にいれる、その「場」で結果を出せる
   仕事を選びたい
   これまた、私という人間が実際に自分で体験したい、
   肌で五感で物事を体験したいという願望が根本にあるのでしょう
② ずっと生き残ること
  …スポーツの仕事は難しい
   決まったルート、型がないが故に不安定
   だからこそ、ずっと生き残れることを優先しよう

ライブの現場に入れる仕事ということでまず「トレーナー」を選択。
トレーナーは大まかにメディカル系のトレーナーとトレーニング系のトレーナーがありますが、メディカル系のトレーナーは女性が多く、トレーニングは男性ばかり。
ここで女性であるという強みを活かすためにトレーニング系のトレーナーを選択。男性ばかりの中に入れば、自分が女性というだけで一つの強みが生まれると考えました。

そう、私の目的は「トレーナーになること」ではなく「スポーツ界で生き残ること」だったのです。
そうだったことを思い出しました笑
すーっかり忘れていました笑笑

だから、今自分がパフォーマンスビルダーという新たな一歩を踏み出すことは、何ら違和感のないことなんだと認識できたのです。
あー良かった、思い出せて笑
美容師さんありがとうございます、やっぱりリラックスしている時だからこそなんだか素の自分に出会えた、思い出せた気がします。

そして、初心の「スポーツ界で生き残る」という目標から「パフォーマンスビルダー」という肩書を得て、「自分だけの唯一無二の技術を活かし、社会に還元していく」という新たな目標ができたのが、まさしく今のタイミングです。


3、今思うこと

こんな日々を過ごしている私ですが、スポーツの仕事を選択した新卒の時から時を経て色々な経験をしたり、知識もつきました。
それが故に、ただポジティブな側面だけではなく、不安なことにも出会います。
特に今新たな一歩を踏み出す時だからこそ、再度業界の不安定さが気になったり、他の業界で働いている人と自分とを比べて不安になったり。

でも、こうやって自分自身と向き合い棚卸をすることで、余計なものが排除され、素の自分、本当の自分自身に近づいている感覚があります。

最近色々な学びの中から理解したことの一つに、「自分を知ることの大切さ」があります。
これだけ情報が溢れ、決まった形が変化し、時代も変わる。
戦後の繁栄から上り調子だった昭和の終身雇用の時代から、自分で選択する、ある意味自己責任の時代へ。
そうなった時に、「自分は何に満足し、何を幸せと感じるのか」という軸を持つことで、より良い選択ができるということ。人の選択が自分の幸せとは限らない、自分という人間の嗜好や考えを知ることで、より自分にあった選択ができるということ。
幸せの定義は人によって違うということ。
だからこそ、自分の軸を自分自身が把握してあげることが大事なのかなと感じます。
でも、こと仕事に関しては自分だけが満足するだけでは、ただの独りよがりです。

この数年で出会ったとても素敵(だと私が思っている)なベン図をご紹介します。

こちらの記事から図表をおかりします。

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自分も、周りも、社会も、それぞれの満足度があること。
別のnoteでも書きましたが、私は仕事という定義を広く考えており、収入が発生しなくても(例えば家族のためにご飯を作ることなど)も大切な仕事だと考えています。
ただ、別の観点で収入を得るための仕事を選択するという場面になった時に、この図があることでまた何かの気づきがあるのかなと感じます。
どこかで誰かのお役に立つかもしれないので、この場をお借りしてシェアします。


4、おわりに

少し話がそれてしまいましたが、この仕事を選択した場面をはっきりと思い出したので、今回はその場面を取り上げて書きました。

最後に2つ書きます。
1つ目は感謝の気持ち。
私の幸せの根源には間違いなく、家族と友人がいます。そして今回登場した美容師さん、私のマネージャー、そしてクライアントさん。私の周りにいる人達との関係性があることで、今の自分の幸せがあると思うからです。
どんなにお金があって自分のやりたいことをやっていても、孤独になってしまったら、幸せではないのかなと思います。現在の周りの人との良好な関係に、心から感謝しています。

2つ目は応援する気持ち。
人との関係の中で、応援しあえることを大事にしたいと感じています。
チャレンジすることが全てではないので、もちろん自分の大事な人達がそこに存在してくれているだけで嬉しいです。
でも、何かしら前に進む時、チャレンジする時には、双方応援しあえる関係性を大事にしたいと感じています。
今まで私も多くの人を応援してきましたし、それがトレーナーという仕事だと思います。
でも、人を応援することと同じくらい、自分を応援したいと思います。
「怪我は伸びしろ、前進するチャンスだよ」と人に言ってきたことを、自分にも向けたい。
新しい一歩を踏み出す自分を、自分が応援してあげたい。

自分も、周りも大切に。
新しい一歩を踏み出すためのエネルギーが満たされてきている感覚があります。






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