「Re:CLIMB」を終えて
2022年3月12日、「より強く、より健康的で、より長くクライミングを続ける為に今からできること」というテーマで行われたトークセッション「Re;CLIMB」が無事終了しました。
少し時間が経ってしまいましたが、そのイベントのレポート、そしてもう少しだけ補足でお伝えしたいことなどをまとめました。
まだご覧になっていない方、そしてクライマーさんはもちろん、クライミングをやっていない方でも、「より長い期間痛みや怪我に困らずに、スポーツを始め日々の生活から音楽等々、あらゆるパフォーマンスの向上を楽しみたい方」にも是非ご覧いただければと思います。
1、イベントレポート及びお伝えしたかったこと
当日のイベント内容は、CLIMBERSさんのこちらの記事をおかりしたいと思います。
細かく文字に起こしていただき嬉しいです。
当日は1時間という短い時間の中に様々なトピックがありましたが、私からお伝えしたかったことを、改めて2点挙げてみますね。
① クライミングにとって姿勢が大事だということ
トークセッションの中でも度々話題に出てきた姿勢の話。
このセッションの中では「怪我の予防」の観点から姿勢の話を紐解く流れでしたが、「パフォーマンス向上」という観点からも多分にいい影響があります。
最初の姿勢とクライミングの関係のテストを思い浮かべてみてください。
まず…
・リーチが長くなる~届くホールドの範囲が変わる
・ホールドに触った時点で腕や肩を始め体が安定しているので、
無理なく保持できる
・腕の力だけではなく、体幹を始め全身の力を使いやすくなる
そして…
・腕(指や肩)などの局所的な負担が少ないので、良い練習・質の良い
トライを繰り返すことができる
・パンプしにくい
等々、ざっと考えてみただけでもこれだけのメリットを挙げることができます。
② 新しい伸びしろという視点
これはセッションの最後の部分で少しだけ述べましたが、「クライミングジムで課題を登る」という以外にも、新しい視点でクライミングの上達を考えられる、ここが最も皆さんにお伝えしたいことです。
既に怪我により満足にクライミングをできない状況にある方もいるかと
思いますが、その怪我はあなたの体に何かを伝えようとしてくれています。
なぜ、怪我が起こるのか、なぜ慢性的にパンプしやすいのか。
今起こっている悩みや疑問を元に、皆さんのクライミングに新しい視点を
お届けできていたらとても嬉しいです。
怪我は伸びしろ、成長のサイン。
2、補足したい情報
今回のイベントに関連して、もしよかったらこちらのnoteも参照ください。
●姿勢にまつわる「黄金の三角形の話」
良い姿勢はまさしく財宝に値する価値あり
●ユース選手や子どもの体にまつわる「健康資産の話」
昔は生活の中で自然と体づくりを行っていました
●おまけ/「手との出会い、そしてこれからの楽しみ」
3、個人的な感想
そして、私が当日トークセッションを行って思ったこと。
一番は「LIVEのトークセッションの魅力」です。
今回のセッションは事前に大まかな流れは決まっていましたが、それぞれの登壇者が何を述べるのか、細かい部分まで決まりきったものではありませんでした。
テーマに対してそれぞれの意見を述べるという流れです。
セッション内で藤井選手が述べていたように、「クライマーズバイブル」という読み物、要は文字で読んで理解するということももちろん魅力な一面がありますが、LIVEでの意見交換により、より多角的にものを共有できる魅力を感じました。
理解の幅が広がったり、ひとつのトピックから別の見方を提供できたりする、これはLIVEセッションの大きな大きな魅力ですね。
司会者のアリーさんの質問によって、色々なエピソードや意見を引き出していただきとてもありがたかったです。
そして一緒にセッションできた藤井選手、植田さんにも感謝します!
立場の違う人との関わり、意見交換、そしてこれも多様性からなるものですね。
実はもう一つ、今回も気づいてしまったことがあります、
本当に個人的なことですが、私はやっぱり「LIVE感」「生もの感」が大好きなようです。
「今」この場で起きていること、その次に起こることが決まっていないこと、そして人とキャッチボールしながら何か新しいことをすること、
そこに私は大きなわくわくを感じてしまうのだなあと再認識しました笑
だからLIVE感満載のスポーツを始め、音楽などのパフォーマンスに心惹かれるのですね。私はちゃんと自分らしい道を歩いているようで安心しました笑
4、おわりに
今回このようなご時世の中会場に足を運んでくださった皆さん、そして配信をご覧くださった皆さん、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
2022年3月22日現在、アーカイブの視聴回数は3000回を超えています。
今回のセッション内容が、どこかの、どなたかのクライミングライフのお役に立っていたらそれ程嬉しいことはありません。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています!
※さらに詳細はこちら
途中から有料にはなりますが、もしよろしければご覧ください!