福岡~宮島~尾道の旅(1/10)
1日目 5月4日(木)
放射冷却で冷え込んだ、凛とした空気の晴れ渡る空の下、仙台駅にタクシーで乗り付けました。時刻は5時25分。いよいよ福岡・広島の旅の始まりです。
こんなに気持ちのいい朝なのに、あちらは雨が降っているのかと思うと少し気が重くなりますが、雨対策も万全。後は人事を尽くして天命を待つのみです。
仙台空港鉄道の始発で、仙台空港へ向かいます。
てっきり満席になるかと思いきや、5連休の2日目のせいか車内はガラガラです。
空港に着いて、まずは荷物を預けます。
っていうかカウンターはまだ開いて無くて誰もいないし。
近くで作業をしていたスタッフに声を掛けると、碌に顔も見ず「まだ開いていないのでそちらでお待ち下さい」といきなりの塩対応。開いてないから聞いたのに感じ悪。
ちなみに「そちら」がどこかもわかりませんが、複数あるカウンターの一つの前で待ちました。
荷物を預けたら、まずは朝食です。
今日のスケジュールだと、太宰府まで食事ができるような時間はありません。
空港にあるカフェでモーニングセットを食べました。
6時40分頃から食べ始めたのですが、保安検査を出発の20分前までに受けなければいけないので、逆算すると7時15分には終わってないといけません。
となると、7時には並びたいところなので、意外と時間がありません。
バタバタと食事を済ませて保安検査の列に並びます。
やはり検査を受けるまで結構並ぶのと、ピンポンで引っかかったりしたので思いのほか時間が掛かりました。
出発ゲート前の椅子に座って5分程で搭乗案内がありました。
そういえば今回はコードシェア便というやつで、ANAで予約をしましたが飛行機の運行はIBEXエアラインズです。
これ、国内線は利用する側にほぼメリットが無いから辞めて欲しい。
解り難いし、同じ料金でサービスや設備が変わる事になるし。
飛行機は定刻通り7時35分に出発しました。
離陸すると上空のかなり高いところは層雲で覆われている感じです。
右側に座っていたので、佐渡ヶ島や能登半島、出雲大社などが下に見えました。しかし山口県あたりからはかなり分厚い雲に覆われて、陸地は見えません。
やはり天気は悪そうです。
やがて着陸態勢に入りましたが、ここからが長いのなんの。
太陽が4回後ろに消えては前から現れました。
ぐるぐるとらせん状に降りて行っているようです。
やがて雲に突っ込み何も見えなくなったと思ったら、遠くに高層ビルが見えました。
なんと奇跡的にところどころ日が差しているではありませんか。
そして9時40分定刻通りに福岡空港に到着しました。
いつも空港で読めないのが荷物を受け取って空港を出るまでの時間です。
一応今回もここからは、早かった時、想定している時間、遅くなった時の3パターンで計画を立てていますが、それによってこの先のスケジュールが変わってきます。
最初に荷物を預けたので出てくるのは遅いかと思いきや、5番目ぐらいにスーツケースが出て来てくれました。
これは想定外にうれしいプランAです。
ここからは時間との勝負。
案内表示に従って地下鉄を目指します。
ホームは空港ターミナルの地下にあるので、非常に利便性がいいし、わかり易く迷子になる事も無いかと思います。
今回の電車移動は、基本的に全てSUICAです。
僕と家内はモバイルSUICAで、息子はSUICAを使用します。
エスカレーターを降りて改札を通ってホームへ向かいます。
ここは始発駅になるので、行き先を気にせず停まっている車両に乗ればOKです。
5駅先の天神まで10分の乗車です。
天神で降りて、ここで荷物をコインロッカーに入れるという大事な作業があります。
これができるできないで、その日の旅が成功に終わるか失敗に終わるかが左右されるほど大事なものです。
無事ロッカーに荷物を預ける事ができたので駅に向かいます。
ロッカーで想定外に時間が掛かりましたが、西鉄天神駅には乗りたい電車の10分前に着くことができて今のところはオンスケで進んでいます。
何本も電車が到着しますが、どの電車も恐ろしいぐらいの混み具合です。
さすが500万都市。
凄い人だねぇなんどと呑気な事を言っていると駅のアナウンスが耳に入りました。
「本日は博多どんたく港まつりの開催により、大変な混雑が・・・帰りの切符もお求めのうえ・・・・」
えっ?福岡市内の観光はしないので、特に下調べをしていなかったのが盲点でした。大変な時に来てしまったかも・・・。
まぁ人の流れとは逆に、博多から離れて夕方戻るのだから大丈夫でしょう。
つづく
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