ハプニングだらけの恐山と不老不死温泉の旅(5/8) 2日目(青森市~不老不死温泉)その1
2022年5月4日(祝水)
今朝は7時に起床しました。
今日も最初に息子の熱を測ります。
36.2度。もうすっかり熱も下がって心配無いようです。
ただ、鼻水が止まらないようです。
8時にチェックアウトをして、まずは駅に向かいます。ゆるゆると歩いて15分ぐらいでしょうか。
スーツケースをコインロッカーに入れて、のっけ丼を食べる為に魚菜センターへ引き返すような感じで向かいます。
現地に着くと行列ができていました。こんなにいたのかというぐらい観光客が殺到しています。最初にチケットを購入するのですが、そこに並んでいるようです。ここは仕方ないので並びます。果たしてこんなに人がいて、座って食べる場所があるのだろうかと心配になりますが、市場の中に数か所テーブルのあるスペースがある他に、2階に大きな部屋があるので大丈夫です。しかもレストラン等と違って、15分程度で食べ終えて席を立つので観光客が殺到しても捌けるのです。
10分ほど並んでチケットを購入できました。
これは1500円で100円の券が15枚綴りになっていて、市場内の各店舗で乗せてもらう具材の支払いは、全てこのチケットで行います。
最初に丼にご飯を盛っておかないと具材が乗せられないので、ご飯を盛ってくれるお店を指定されます。そこで100円でご飯をよそってもらい、あとは好きなお店で好きな具材を乗せていきます。
お味噌汁もありますが、こぼす可能性があるので最後の方がいいですよと言われました。
ちなみに乗せるのは全てお店の人がやります。こちらは両手でお盆を持っているので、全て綺麗に乗せてくれます。
とりあえず家族バラバラで、しばし具材探しに市場内をぐるぐると回ります。
まず青森はホタテだなと、ホタテを200円で乗せます。
次に肝付きのカワハギとメバルを200円ずつで乗せます。
200円のサワラを乗せたあたりで少し迷います。のっけ丼を食べる人の半分は映えを考えているのではないでしょうか。
要は色のバランスだったり、ゴージャス感だったりです。
noteに写真を載せる事を考えて映えを取るか・・・いや、やはりここは食べたいものだけを乗せよう!
最期に蜆の味噌汁を100円で買うから、乗せられるのはあと500円ぶんです。
200円のマグロの中トロを乗せてうろついていると、息子が一軒のお店のお姉さんに呼び止められて
「ウニが美味しいよ。新鮮だからミョウバンを使ってないから甘いよ」と勧められていたので、
一緒に300円で乗せてもらいました。これで完了。
二階に移動して開いている席に座って食べます。
うーん、やっぱりこうしていると白身魚中心だから、やっぱり少しは映えを考えた方が良かったかしら。
そう思いつつも、肝醤油で食べるカワハギが美味しくて、やっぱり好きなものを選んでよかったと思いました。
さてさて、我が家が座っていたテーブルの近くがごみ箱になっていたのですが、市場の人も朝は手が回らないと見えて、ごみ箱に入りきらない発泡スチロールの丼が床に積み重ねられていたり、割りばしが落ちていたりと、さすがに食事をする場所なのでもう少し何とかしてほしいなと思いました。
ふと横を見ると、ごみ箱にセットされているのと同じ色のごみ袋が置いてあるではありませんか。
本当はごみ箱の袋を取り出して、これをセットするのか。
まだ食べ終わらない息子を待っていたので、折角だからとその袋を引っ張り出して、ごみを捨てるところが無くて困っている人に入れるように促し、辺りに置いてあったものもざっくりと入れて、ごみ箱の前に袋を置きました。こうすれば、しばらくは大丈夫でしょう。
僕は綺麗好きでも、ボランティア精神にあふれた人ではありません。
心の中で叫びます(八百万の神様、仏様も神仏の眷属もご覧あれ!みんなが快適に過ごせるように綺麗にしましたよー!)
そういう人間です。きっとこの後いい事があるに違いありません。
ちなみに鼻が詰まって味がしないと言っていた息子は、ワサビがツーンとした拍子に鼻が通って、味がわかるようになったとの事でした。
美味しい朝食を食べた後は、メモリアルシップ八甲田丸へ向かいます。
これは青函連絡船八甲田丸を博物館として岸壁に係留しているもので、息子が4,5歳ぐらいの時に連れて来ていますが、当然記憶の欠片も無いとの事だったので再訪するものです。
今日も昨日に劣らず、いや昨日以上に風が強く、ジャンバーを脱ぐことができません。10分ほど歩いて岸壁に到着しましたが、目に砂が入るし向かい風だとまともに歩けないしで大変でした。
以前洞爺丸事故の記事を書いたので、それを思い出しながら所々で家族に説明しながら歩きます。
家内に「よくそんな話まで知ってるね。ブログとか書いたらいいんじゃない?勿体ないよ」と言われてギクリとしながら船内を見て回りました。
煙突の上の方まで登りましたが、風が強く何かに掴まっていないと本当に飛ばされてしまいそうです。
多分これでも風速は20m/sぐらいでしょうから、時化の時はどうなるんだろうと思いました。
そして舷側から下を見ると、海面までは恐ろしく距離があります。
もし船が沈む事になって、救命胴衣を着けた状態で飛び降りろと言われても絶対に無理です。
こうして船底の機関室から煙突甲板までぐるりと回ると、1時間以上かかります。
9時30分に八甲田丸に着いて、見終わったのは10時50分でした。ちょっと予定が押しています。
次は、ここからすぐのところにある「ワ・ラッセ」に行きます。
ここはねぶたの展示館です。
予定が押しているため、サッとみて回るだけにしました。
ねぶたは中国や日本の古典を題材にしており、知っている人が見ると面白いのですが、息子も家内もそのあたりの知識が無いので、ただの綺麗な光る張りぼてに過ぎません。
そんなところで粘っても仕方ないので、簡単に2,3説明をして後にしました。
続いては昨日夕食を食べたアスパムに行きます。
ここでお土産を買うのです。
僕の妹は青森に住んでいるので「今遊びに来てる。これからアスパムにお土産買いに行く」とメールをしたら、なんと今アスパムで仕事中との返事がきました。
そんなわけで、仕事を抜け出してきた妹と30分ばかり合流して、近況報告をしつつ買い物をしました。
といっても、僕がメインで話をしていたわけでもなく、家内と息子がもっぱら話しをしていました。
丁度週末は母の日なので、僕と家内の母へプレゼント代わりのお土産を選んで、あとは会社に持っていくやつや自分が食べるものを選びます。
ひとしきり買ったら、そこから宅急便で自宅へ送ります。
ついでに、昨日の夜ホテルで着替えた下着や靴下なども一緒に入れてしまいます。
こうして我が家の旅行は、日程が進むに連れて荷物が減って行くのです。
アスパムを出ると間もなくお昼です。
お昼は特に決めていなかったので、妹に聞いて駅の近くのカフェに行きました。
ランチがステーキ重だったので、それとクラフトコーラを頼みました。
朝も夜も海鮮系の和食なので、昼はお肉でいいでしょう。
お店を出たのが12時40分といったところ。
この後、駅の近くにあるA-FUCTRYという観光施設に行きました。
ここでもお土産を買います。こちらはお土産と言っても、ちょっと若者向けというか、こじゃれた感じのものが中心です。
お土産も買って、あとは駅に向かいます。
それにしても風が収まりません。このあたりは人口の砂浜があるので、砂がバチバチと顔に当たって大変です。
時間は13時20分。リゾートしらかみは13時51分発です。
朝スーツケースを入れたコインロッカーからスーツケースを取り出して、待合室で少し待つぐらいです。
2階にある改札の前で列車案内を見ると、13時34分発の弘前行き普通列車の表示しかありません。
隣にあるモニタを見たら、衝撃の表示がありました。
「リゾートしらかみ4号 運休!」
2日目(青森市~不老不死温泉)その2 へつづく
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