ジャムを作ろう
先週の土曜日は仕事だったので、久々の連休。
どこかに行きたいけど疲れもあるからあまり遠出はしたくないし、どこか手頃な所が無いかなと探していました。
この時期だとさくらんぼ狩りなんかいいけど、疲れているから山形まで行くのもちょっとなぁと迷っていた時に思い出しました。
そう言えば仙台にも去年あたりに観光農園がオープンしてたはず。
調べると今の時期はブルーベリーとかサクランボが狩れるみたいですが、その中に「すぐり&カシス摘み取り体験」というのがありました。
しかも500円と安い。
試験が近いという息子を置いて家内と二人で行ってみました。
どうして他の果物は「〇〇狩り」なのにこれは「摘み取り体験」なんだろう?等と言ってるうちに到着です。
うーん、車は10台ぐらいしか停まっていないけど、大丈夫かしら?と他人事ながら心配になりました。
受付に行くと券売機があり、買おうと立ち止まっているとお姉さんが話しかけてきました。
すぐりとカシスの摘み取り体験をしたいのですがというと、小さなパックとアルコールスプレー(手指消毒用)を渡されて場所の説明を受けました。
あとは特に時間制限も無く、行ってらっしゃいと言われました。
手荷物は持ち込めないので、無料のロッカーに預けて出発です。
少し歩いた一番奥の一角が会場です。
会場に着くと小さな子供を連れた家族連れが2組いるだけでした。
どうやらブルーベリーを少し小さくしたようなやつが「カシス」赤い小さな粒が「すぐり」の様です。
カシスは一粒ずつ取って下さいと書いてあり、すぐりは房ごと取って下さいと書いてありました。
確かにぶどうの様に房状になっていますが、粒は一房に6~7個といった程度です。
なるべく赤くて粒の大きそうなやつを選んで摘んで行きました。
ある程度摘んだら次はカシスです。
硬すぎるやつや割れているのはやめて、なるべく粒の大きそうなのを狙います。
途中でどちらも一粒ずつ食べてみましたが、酸っぱい!
スグリはレモンのような酸っぱさとその後に種からくる渋みがあります。
それでカシスとスグリは「狩り」ではなく「摘み取り体験」になっているのが理解できました。
「〇〇狩り」は木から果実を獲って食べるわけですが、こいつらはそいうわけにはいきません。
実は朝から鼻の調子が悪かったのですが、このあたりで何かの花粉に反応したのか、鼻が完全に詰まって鼻水が洪水状態になってしまいました。
鼻をかみながら摘んで行きます。
20分程でパックは一杯になりました。
あとはする事も無いので、受付に併設されている直売所で野菜を買って帰宅しました。
さぁ、ここからジャム作り開始です。
このままではせっかく摘んできても食べられません。
ネットで調べるとどちらも果実と砂糖を2:1の割合で混ぜるだけのようです。
まずはすぐりを房からプチプチ外します。
カシスと一緒にザルで水洗いをして汚れをとり、所々に残っている房の茎を取って、キッチンペーパーでざっくりと水気をとりました。
カシスは約200gだったので、耐熱皿に入れて100gのグラニュー糖をかけてラップなどをせずに500wのレンジで5分加熱します。
こんなのでできるのかな?と半信半疑でしたが3分ぐらいするとグツグツしているのが見えてきました。
そして5分後、熱々のジャムが出来上がりました。
こんな簡単にできるとは驚きです。
一方のすぐりは一手間必要です。
重さは約100gだったので、鍋に20ccぐらいの水とグラニュー糖50gを入れてグツグツと煮ます。
焦げないように5分ぐらいかき混ぜたら、目の細かい網で種を漉します。
こちらは量も少なかったので、味噌漉しを使いました。
これで皮と種が無くなり、完成です。
しばらく放置して粗熱を取って、味見をしてみました。
甘いような酸っぱいような・・・鼻が詰まって味がわかりません。
というわけで、今朝の朝食はパンにして早速両方を塗って食べてみました。
赤が鮮やかなすぐりのジャムは、爽やかな酸味で柑橘系のフルーツジャムといった感じ。
ブルーベリージャムによく似たカシスのジャムは、より酸味が強く酸っぱめのブルーベリージャムといった感じ。
更に独特の風味があるのですが、まだ鼻が詰まっており何に似ているというところまではわかりませんでした。
どちらも美味しいのですが、肉料理のソースなんかにも使えそうな感じがします。
以前大量のりんごを処分するのにジャムにしたことがありましたが、あの時は皮を剥いたり煮詰めるのに時間が掛かったりで面倒な記憶がありますが、こんなに簡単に作れて美味しいので来年も摘み取り体験に行ってこようと思います。
おしまい
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