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秋のお出かけ 紅葉の松島 その3(最終回)

「前にお進み下さい」の声で僕たちのいた集団が中に入ります。
「立ち止まらずに進んで下さい」と言われますが、入ってすぐ横にある社務所で御朱印を貰います。
何回も来ているのに、御朱印帳を忘れたり時間が無かったりで今迄もらえていなかったのです。
しかし、今日はさすがに手書きでは無く、紙を頂くかたちでした。御朱印を貰ってスタートです。

最初は石庭沿いを進みます。

円通院のホームページより

まずはライトアップされたもみじが目に飛び込んできます。

色づき具合もいいです

どうしても立ち止まって写真を撮る人が多いのですが、係の人から立ち止まらないよう注意されます。
人が滞留しないエリアでは、端によって撮影して下さいと言われますが、入り口すぐのあたりや、狭い場所、足元の悪い所では撮影しないように言われます。

もみじと木星。スマホで撮るとただの小さな点ですね
このあたりは序の口です
来た方向を振り返るとたくさんの人が続いています

しばらく進むと、撮影スポットの丸い窓があり、大行列ができていました。
確かに丸窓から望む紅葉は綺麗ですが、何分かかるかわからないので素通りします。

後ろから見たところ

このあたりから混雑が解消されて静かになりました。この先階段を登ります

丸窓の渋滞を抜けると、急に人が少なくなって歩きやすくなりました。
どうしても最初に現れる紅葉に目を奪われて、みんな立ち止まってしまうので混雑するのですが、円通院の一番のポイントは最後に出て来るのです。

この先で階段を登っていきます。
階段の先には光宗公を祀る三慧殿さんけいでんがあります。

三慧殿
裏の崖もライトアップ

少し進むと岩窟群が出てきます。地図では禅林瞑想の庭と書かれているあたりです。

ちなみにここの岩窟の一つに、伊達宗高と殉死をした家臣たちの供養塔があります。伊達宗高については、以前記事にしたことがあります。

さて、岩窟群に進む手前で係の人が立っていて「演奏を聴く方はこちらへ」と誘導していたので、脇道に入っていきました。

毎年演奏も行われており、静かな林の中で聞く演奏は幻想的ですらあります。
何組かの演奏者が交代で出てきますが、この時はクラシックギターの演奏が行われていて、北の国からのテーマ、玉置浩二のメロディー、コブクロの蕾などが静寂の中に沁みわたっていました。

スローテンポにアレンジしてありました。歌が無いから余計にいいです

さてさて、演奏を3曲ほど聴いて岩窟群へ向かいます。
このエリアの今年のテーマは「雲と光の物語」で、シャボン玉にアロマの煙が封じられていて、割れると煙が出ていい香りが漂います。

シャボン玉の中にはいい香りの煙が
まさに割れた瞬間

ここからは坂を下って行きます。

竹林の緑が鮮やかです

そして円通院の紅葉の最大の目玉心字しんじの池に向かいます。
ここの水面に映る紅葉「逆さもみじ」を見たくて、毎年通っているのです。
写真ではこの感動は伝わらないと思いますが、少しでも雰囲気を味わって頂けたらと思います。
拡大して見て頂ければ、少しは伝わるかもしれません。
できれば多くの人に、生で見てもらいたいです。

あまりにも綺麗なものを見ると声が出ないものだとわかります


どちらが実でどちらが虚か
風が無いので池は一枚の鏡になっています
誰もが無言で見つめるか写真を撮っています
一人で見ていたら涙が出るかもしれません
また来年も来ようと思わせてくれます
桜のような派手さは無いけれど綺麗です
日本人の心の琴線に触れる何かがあるのかもしれません

今年もあまりの見事さに心を奪われて、声が出ませんでした。

帰る前に解放されていた本堂でお参りをして、円通院を後にしました。

とりあえずお参り
また来年も来たいな

帰りの電車まで時間があるので、少しブラブラと歩きました。
中には入れませんが、五大堂もライトアップしていたので、近くまで行って写真を撮って来ました。

五大堂。木が邪魔で結局見えませんでした

拝観券を買ったところに出ていた屋台で何か食べる事にしました。
各自好きなものを食べていたのですが、少し足元が冷えてきました。
小腹も満たしたので駅に向かいます。

松島海岸駅から海の方を。お月様がきれい
帰りの電車が来ました
本塩釜駅に着きました
21時20分ですが、駅前は誰もいないし車も走っていません

こうして本塩釜まで電車で戻って、そこから車で帰宅しました。
夜なので家には30分かからずに着きました。

円通院の心字の池は風があると綺麗には見えないので、天候次第の所もありますが、今年は今まで見た中で一番きれいでした。
3年前まではさほど興味を持たなかった息子も、今年は「ヤバイヤバイ」を連発していました。ようやく感受性が高くなってきたようです。

そういえば3年前に行った時は、池の周りで写真を撮ろうと四苦八苦していると係の人が「写すものではありません。しっかり眼で見て心に刻んで下さい」と言っていましたが、本当はそれが正しいあり方なのかもしれません。

奈良や京都のような派手さはありませんが、機会があれば是非秋に訪れて見て頂きたい、ぺれぴち一押しの場所です。

おしまい

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