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干す

冬が近付くにつれ乾燥してくる。で、干物を作れといわんばかりだ。

今年は、一週間程前に柿を頂いたので皮を剥き干した。

渋柿なので、干柿が良いと。

幸いにも生食よりも干し柿が好きなので良かった。


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干しっ放しは良くないので時折様子を視る。

一週間経ち外側が乾いてきたのでカビぬ様、手袋をして揉んでおいた。中の種子はそのままでよいが、つい揉み出しそうになる。

カチンコチンになるまで干してみたいと思う。徹底的に水分を抜いた状態の干し柿が好み。

で、居ても立っても居られず一個食べてみた。

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半分にした瞬間、‘あ、渋っぽい匂い、。、’パッと見、ヘタの付近は濃い茶色の半透明がかってきてるが、ヘソの方はまだまだ。

先づは、ヘソの付近をひと齧り。到底、口にするモノでは無かった。瞬時に吐き捨ててしまった。舌半分がしびしびと不快。直ぐに蜜柑を頰張り渋味を削いだ。

片やヘタの付近は干柿っぽくなりつつあるもののまだまだ渋い。一つ無駄にしてしまったが、もう少しの辛抱だ。

天然の甘さは嫌味が無く非常に満足する。干柿と巖茶を合わせるのが何とも云えない満足感に満たされる冬は、もう直ぐそこだ。

‘Diospyros kaki Thunb.’

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