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草冠に旬

もう一つ、出て来た。

竹を育てているとこのニョキニョキと出てくる筍は、一つ季節が巡る間に地下にて地上に出る準備をしているのだろうが、なにぶん地下での出来事なので出て来るまで地下で何をやっているのかは判らない。そして地上に顔を出したかと思うとそれからの生長は早く、一尺程の長さまではあっという間に伸びるったら伸びる。

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しかも数年前に出た筍は既に竹だが筍の成長に呼応するかの様に新芽を展開している。真竹と違い三つ出るのが特徴。そして筍から竹になり生長が止まった竹は、木と違い幹は太くならずに新芽が枝になるだけ。それは筍として地上に出て来た時には太さが決まっているという事。そして鉢植えで育ててるとだいたい小さく細くなっていくから、植え替え後に出て来た筍が竹より太く丈も追い越すと上手くいったなと独りほくそ笑む。

鉢植でその出て来る筍が竹をほぼ追い越すまで育てるのにひとまわり以上かかってしまったのは下手の横好きというものなのだろう。枯らしてないから。

Q. tuminoda

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