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天を仰いだのは、自分だった

実生、それは浪漫といえるでしょう。芽がでて生長したところで、親と全く違う容姿で別の種子じゃん、。、となる事もあるらしいが、突然変異で斑入りやモンスト等直ぐに判るものや数年経ち咲いた花が八重だったり珍しい色だったりする。何より種子から芽が出て育てていくのが楽しい。

数年前、たいして興味無かったシクラメンの中に上向きに咲く花があると知り育ててみたくなって実生に挑戦した。順調とは程遠い栽培。

芽が出る頃に、誤ってひっくり返してしまい芽が出たのは、一つだけ。しかも星を視詰める者には、三割程しかなれないらしい。それでも大事に育てていた。

一年経っても、実生半年程度の大きさで心配だった。土の配合が駄目なのか、灌水に問題あるのか、日照なのか、。、尽きない。

だが夏の休眠期も枯れる事なく、月日の割に小さ過ぎる塊根は丸々として新芽の気配を感じていた。

が、今月初頭、三日間程どうにも調子が悪く様子が察れなかった。ぷっくりとしていた塊根は少し萎んでいた。乾ききってしまったのかそれともそれ以前から弱っていたことに気付いてなかったのか、色々な事が過ぎった。

そして、今日まで恐らく枯れてしまってるであろう幼苗に水を与えてたが、遂に諦める事にした。

Cyclamen hederifolium ‘Stargazer’ 

またいつか、育ててみようと思う。

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