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四年って、長い

育て始めてかれこれ三十年以上は経つであろう故郷の麋角羊歯。
品種不明。当時、少し離れたとこの開業医から頂いたとの事。
その時は、板2枚を挟んだところに小さな株が数個付いてた程度。
その板はB5位の大きさで盆栽用のアルミニュームの針金で巻いてあるだけだった。
七年程前に全然生長しないから2枚の板を外し間に水苔を10mm程挟んでみた。
二十年以上も板が殆ど朽ちる事なくあったのと殆ど生長していない麋角羊歯にとっては、過酷な環境だったに違いない。全ての葉が15cmを超える事なく葉先もヘラの様だったり不完全な二股だった。
故郷は、蘭の類が庭の樹木や樋に生えてしまう土地柄のせいか蝙蝠蘭という別名に引っ張られて放ったらかしでもいけるのではと思い水やりらしい水やりもした事はなくそのまま屋外に吊るしたままだった。
今、思うとよくもまあ枯れずに生きててくれたなと。

そして、四年ぶりにみたら見違える程に大きくなってて戸惑った。
宅配で送る60サイズの箱くらいになっててそこそこの重さに。

葉も麋角羊歯らしい形状になってるけど、これってこのまま巨大化するんじゃないかと内心あの小さいままでも良かったかなと思ってる今日この頃。

品種は、時代からしてPlatycerium bifurcatumだと踏んでいる。

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