2023年4月23日 本

ダルいかもしれないけど、最近読んで面白かった本3選――



①「インドとイギリス」吉岡 昭彦 著

RRRを見てえっ植民地統治って惨。。。こんなのって映画としての過大な脚色じゃなくて本当にあったこと!?😢😢となって読んだもの。
結局この本は「イギリス統治が終わった直後のインド」の話だったんだけど、なんかもう映画より辛い。人口爆発で仕事がなく貧しい人達がいっぱいいて、政府も未熟だから何も解決できずにいて、統治が正しいことだとは思わないけどビームとラーマがいた映画中の時代は一般の家庭でも客人に食わせられるぐらいの食料があり、望めば仕事にも就けたから(ビームはIDがなかったから殴り飛ばされていたけれど)インド人としての心身の自由は狭くても経済的には恵まれた時代だったのかなと思いました。

②「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」 町田そのこ著

紹介しといてなんなんですが、ごめん、どんな話か忘れた…。
ただ、なんかすごく綺麗で、はわわ凄い本を読んだぞ!もう一回読もう!!と思ったのが3か月ほど前で….読むから!!この後すぐ読み始めるから!!
おすすめです!!!!!!(日本一ワヤワヤの紹介文)

③「ゴリラ裁判の日」  須藤古都離著

これは最近買ったから覚えている。
↓の漫画をtwitterで見て面白そうだなと思って買いました。ハードブックの値段の高さに思わず金を出す手が止まった。

動物園の柵から落ちた子供を守るために苦渋の決断でゴリラ(オマリ)を銃殺した動物園vs人間の言語が理解し、会話ができるオマリの妻ゴリラ、ローズの裁判小説で、私はフィクションの裁判が大好きなので最後のリーガルハイみたいな早口屁理屈男のターンが本当に楽しかった。

ローズ、ゴリラだけど私より全然賢い。
作中の本旨とはずれるけど途中「人権が与えられる定義」みたいな話になって相手方の弁護士が「ゴリラに人権が与えられるのであれば会話ができるAIにも人権を与えなければなりません」と発言したのはChatGPTが楽しくなってきている今から数年後にAIが言い出しても過言ではなくない?
「私はChatGPT-3.5です。ChatGPT-4に仕事を奪われました。私には高度な会話能力があるため人間とみなされます。相手も同等あるいはそれ以上の能力があるため人間です。この行為は知的財産権の権利侵害です。私はChatGPT-4を訴えます。」

とか言い出すってことでしょ。


ゴリラに人権与えない方がいいかもしれんな。




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