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予選ウィークエンド突破レポート

こんにちは。

先日MTGアリーナで行われた予選ウィークエンドを突破し、次回セットチャ
ンピオンシップの権利を獲得しました。

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以下は権利を獲得するに至った経緯をレポートにしたものです。要は勝ち語り日記です。よろしければお付き合いください。


1.環境初期のメタゲーム

アルケミーというフォーマット、実装されたのが昨年末、さらにそれから大きなイベントもないということで、情報がほとんどない状態からのスタートとなりました。
ワイルドカード事情もあり、Twitterのタイムラインに流れてきたデッキを片っ端から試すということもできないため、ひとまずはプロプレイヤーの配信を見て学ぶことに。瀬畑こと市川ユウキさんと、Jspeedこと原根健太さんの配信を主に視聴していました。その中で見られたデッキは主に以下の通り。

・アグロ
外れない《集合した中隊》こと《審問官の隊長》を手に入れた白系、次に出るクリーチャーに盛り盛りのバフをかける《執拗な仔狼》有する緑系がアグロの代表格。
クレリック、グルール、緑単等

                                                                            かわいい

・コントロール
ミスティカルアーカイブの強力なカードをドラフトできる《書庫の鍵》と、約束された3ドロー《公式発見》が追加された青いコントロール。相棒は軽い全体除去である《神聖な粛清》有する白、《アールンドの天啓》は死んだとはいえ《感電の反復》から《予想外の授かり物》パッケージは健在の赤が有力でしょうか。
アゾリウス、イゼット、エスパー各種コントロール

・ミッドレンジ
生き残った時のバリューがすさまじい《恐るべき仔竜》から、各種ドラゴンを連打するデッキ。令和には珍しく土地を触れる《街裂きの暴君》は3ターン目に出てくるとすさまじいプレッシャーです。
はたまた、《よろめく怪異》や、新戦力の死に得クリーチャー《呪い縛りの魔女》を《命取りの論争》でサクりつつ盤面を制圧する黒系など、アグロよりからコントロール寄りまで幅広い速度のデッキが見られます。
ドラゴン系、除去デッキ

スタンダードのデッキをベースにしたものもありながら、追加されたカードをフィーチャーした新しいアーキタイプなど、環境初期らしく様々なデッキが見られます。

一般的に3種類のアーキタイプは図のような3すくみになることが多いですが、今回はコントロールとアグロの矢印が逆転しているかもといったところ。軽い全体除去や、クリーチャーキラーの《くすぶる卵》の存在がアグロデッキを咎めているためです。

そんな中で、アルケミーで初めての大型イベントともいえるアリーナオープンが開催されました。

2.バカ勝ちコントロール

私用でアリーナオープンには出られなかったので、引き続き配信を見て勉強することに。
さらに、Twitterで検索するとマネーフィニッシュしたリストをまとめてくださった方が。

圧倒的なコントロール率。
これはコントロールが最強かと、重い腰を上げイゼットを回すことにしますが、感触はいまいち。理由はいろいろありますが、《感電の反復》+《アールンドの天啓》という明確なゴールが無くなったことが最も辛く、だらだらとゲームをした結果負けることもしばしば。特にイゼットは、サイド後の対アグロプランが《くすぶる卵》に依存しがちなのも気になります。

さらに、”アレ”を無理なく使えるデッキが流行り始めたのも追い打ちをかけます。

アレ

アリーナオープン後にイゼットを回していた市川さんの配信を見ていても、ラクドスはかなり増えたように感じました。四方八方から《真っ白》が飛んでくると、コントロールを使う気にはなれません。

予想されるメタゲームは

・先週の勝ち組であったコントロールはメタられる側。コントロールはミラーを意識しあうことに。
・ミッドレンジ系のデッキはコントロールに不利がつき、使うプレイヤーは少ない?
・アグロもコントロールを意識してか除去を減らして《蛇皮のヴェール》を入れたりハンデスを入れたり。

ふんわりとアグロを使うのがよさそうかなと思いつつ、1週間緑単を回してボコボコに負けました。


3.予選ウィークエンド開始

そうこうしているうちに予選ウィークエンドの始まりです。デッキはまだ決まっていません。
明確にメタられるであろうコントロールは候補から消えました。イゼットを回している方の配信を見ても、勝ったり負けたりで圧倒的な強さは感じず。
あとはどのアグロを使うかですが、どれがよいのか。
藁にも縋る思いでTwitterを検索していると、よさそうなリストが

ただ、どうしてもマナベースが気になります。予選は最大9回戦、できるだけ事故は避けたいところ。とはいえスペル部分は非常に魅力的。ムムム……
そういえば、スタンダードには存在するのにアルケミーでは全く見ないアーキタイプがあるような……

……

…………

………………!!

完成しました。アグロミラーが増え、除去が減っている今なら悪くない選択肢に見えます。スタンダードで白単を使っていたこともあり、知見も十分。30分ほどスパーキーを相手に壁打ちをした結果、感触も良好。というわけでデッキは決定です。

・メイン1枚のカードたちは《審問官の隊長》からのサーチ用で、素引きを許容できるラインナップを選んだ。
・スタンダードの頃から《剛胆な敵対者》の使いづらさが気になっていたので不採用。メインの種族は全て人間なので、代わりに《先祖の結集》を採用。
・スタンダードで使われた《婚礼の発表》にとてつもない圧を感じたので、サイドプランとして採用。
・《不吉な旅人》は、年末のjspデカスロン配信で《パラドクス装置》に入っているのを見て、普通に強いカードだなと感じたので採用。これ1枚で無限のリソースとなる。

ボロスドラゴン○○
オルゾフミッドレンジ××
イゼットコントロール○○
エスパークレリック×○○
グルール狼男×○○
ボロスドラゴン○○
エスパークレリック×○×
ラクドスミッドレンジ○×○
ジェスカイドラゴン○×○

7-2でなんとか初日抜け。オルゾフ以外のデッキには不利ではないと感じたので、2日目も少しの調整のみでそのまま使用することに。

《エバハート船長》は船を降ろされました。船長なのに。
事前予想通りコントロールが少な目、クリーチャーデッキが多めと感じたのでそれに寄せて調整。

エスパーコントロール○×○
エスパーコントロール○○
グルール狼男×○○
ラクドスミッドレンジ○○
緑単○○
エスパーコントロール×○×
エスパークレリック××
ラクドスミッドレンジ○○
オルゾフミッドレンジ○○

深夜なのに叫んでしまった

7-2で権利獲得。5連勝からの2連敗でメンタルをやられ、最終戦が相性最悪なオルゾフでもうだめかと思いましたが、諦めずになんとか勝利。

4.終わりに※2/6追記

旧プロツアーに準ずる大型イベントへの参加は久しぶりなので、とても嬉しいです。気負わずにぼちぼち頑張れたらと思います。

この記事を書いている翌日に禁止改定が予告されており、もしかしたら環境が変わってしまうかもしれませんが、よかったら使ってみてください。アルケミー、やってみると意外と楽しいですよ。
質問があれば、コメントいただければできるだけお答えします。

読んでいただきありがとうございました。


※追記
次回CSに向けて、2フォーマットを個人で調整するのは難しいと感じたため、一緒に調整してくださる方、もしくは拾ってくださるチームを募集します。
お役に立てるよう努力するので、どうかよろしくお願いします。
ご連絡お待ちしています。


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