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【レガシー】《Comet, Steller Pup/星の子犬、コメット》

1. はじめに

アトラクション、ステッカー、サイコロ……新メカニズム有象無象がエターナルフォーマットにぶち込まれたUnfinity。その中で今回私が注目したカード……

2. デッキ

3. デッキについて

3.1 ねらい

《Comet, Stellar Pup》のストンピィでの運用。今回の目標です。そして、ストンピィで白といえば現在話題のイニシアチブを取り入れました。赤のイニシアチブ要因も強いので総計11枚体制の白単を上回るイニシアチブ依存度となっております。

《Comet, Steller Pup》

3.2 デッキプラン

  • 11枚のイニシアチブカード+《鏡割りの寓話》によるイニシアチブ周回戦略

  • 《エメリアのアルコン》、《スレイベンの守護者、サリア》、《血染めの月》によるロック

  • 《Comet, Stellar Pup》(《剣を鍬に》)

ベースは白単のイニシアチブストンピィで、《鏡割りの寓話》のバックアップが追加されています。
そして、本家同様に、ロック戦術を取ることもできます。こちらも、《血染めの月》を入れて追加戦力を獲得しています。
《Comet, Stellar Pup》の3の目の能力を有効利用するために《虚空の杯》の採用をせずに《剣を鍬に》を採用しています。

《剣を鍬に》

3.3 Comet, Stellar Pup

まず性能。

《Comet, Stellar Pup》 {2}{R}{W}
伝説のプレインズウォーカー ― コメット



[0]:1個の6面体サイコロを振る。

1や2 ― [+2]、その後、緑の1/1のリス・クリーチャー・トークン2体を生成する。

ターン終了時まで、それらは速攻を得る。

3 ― [-1], その後、あなたの墓地にありマナ総量が2以下であるカード1枚をあなたの手札に戻す。

4や5 ― これはクリーチャーやプレイヤーのうち1つにこれの上にある忠誠カウンターの数に等しい点数のダメージを与え、その後、[-2]。

6 ― [+1]、このターン、これの忠誠度能力を追加で2回起動してもよい。

https://mtg-jp.com/cardlist/list/UNF

《Comet, Stellar Pup》を運用するにあたって、前提となるのは「できるだけ多くの能力があたりになる盤面を作ること」です。具体的に達成すべき盤面ははこんな感じ、サイコロの目と盤面の状況を照らし合わせればおのずとプレイするべきかなどの判断ができると思います。
忠誠度の変動も基本的にプラスに動けば硬いので《稲妻》に屈することがほぼないのも強みです。

《稲妻》
  • 1・2: 自身が硬くなって盤面にクリーチャーが増える。強力なフライヤーに押されているとかいう盤面でない限りは基本的に有効。

  • 3: サルベージ。墓地に軽量呪文や土地が落ちている前提。白なので、《剣を鍬に》や《虹色の終焉》が落ちていれば基本的に有効に働く。ダークデプスなんかだと《演劇の舞台》や《不毛の大地》が落ちているパターンも有効。

  • 4・5: 火力。基本的に連発されると自滅するだけなので外れパターンは多い。《石鍛冶の神秘家》などの処理が必要なクリーチャーがいる場合や、相手のライフがダメージによって5点以下になるような場合に有効になりやすい。

  • 6: 振る回数が増える。当たり。《選定された平和の番人》とかで縛られているとかでなければ。

以上を踏まえると、「フライヤーorマストを軽量除去呪文で処理した後の盤面」が非常に有効なように思えます。

当たり前やんって思うかもしれないですが、逆に、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》みたいに足がついているやつはリスでキャッチしたりできるので割かし脅威レベルが薄いのがいいポイントですね。

4. 今後の展望

「フライヤーorマストを軽量除去呪文で処理した後の盤面」について考えるとイニシアチブストンピィに混ぜ込んだのは、100点中87点くらいですかね。3の能力が4・5とあまりかみ合ってないので、デッキ構築が難しいという印象です。
じゃあ「フライヤーorマストを軽量除去呪文で処理した後の盤面」が実現できるデッキは何かというとおそらくコントロールだと思います。相性がいいフィニッシャーとして、ジェスカイなら《開闢機関、勝利械》や《僧院の導師》、赤入りバントなら《自然の怒りのタイタン、ウーロ》ですかね。ジェスカイに《時を超えた英雄、ミンスクとブー》が入ったという感じで考えるとまあ強いでしょう。

《時を超えた英雄、ミンスクとブー》

5. シナジー (2022.10.17更新)

5.1 《氷牙のコアトル》《悪意の大梟》

先述の「フライヤーorマストを軽量除去呪文で処理した後の盤面」におけるフライヤーの最大敵対勢力がこいつらです。

《氷牙のコアトル》
《悪意の大梟》

なので、存在自体がすでに《Comet, Stellar Pup》と相性がいいです。
加えて、3の目の能力で回収できるので、手札を増やしながら犬を守れます。

5.2 《時を超えた英雄、ミンスクとブー》

並べるのは難しいかもしれないですが、並ぶと結構強いです。特に相手の盤面に《カラカス》が置かれた場合の《時を超えた英雄、ミンスクとブー》は硬直します。しかし、《Comet, Stellar Pup》の1の目の能力で出てくるリストークンは出たターンに速攻を持っているので、《カラカス》をかわしながらクリーチャーを強化できます。そしてお互いにバーン能力もちなので、きめに行くときにごっそりライフを持っていけるなんてこともあるかと思います。

《カラカス》

6. おわりに

持っているカード資産的にコントロールデッキでの運用が若干手厳しいのが現在の実態ですが、ナヤでもいい感じに使える構築が見つかるといいなと思っています。

はじめて新しいカードを実際に使ってレポートしてみるというのをやってみましたが結構楽しいですね、また機会があれば随時試してみようと思います。

《Comet, Stellar Pup》での勝利報告をお待ちしております。

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