いぬのきもち、ねこのきもちも大事だけどまずは、ひとのきもちじゃない?

天気予報で、上から液体が落ちると予報されていたある朝の日。

灰色は分厚いが液体は上から落ちてはいなかった。

だが人々はそれぞれに液体から身を守る道具を使い、その液体から身を守ろうとしていた。

僕の無防備な姿を見ても身を守るという意思は強く、液体から攻撃されていると信じて疑わないようだった。

すると向こうから身を守っていない同志がやってきた。

その同志とは



「ですよね」と



目と目で対話した。

時間にすると0.3秒、言葉は不要だった。

お互いすぐ身を守っている奴らを一瞥した。

駅に近づくにつれ身を守っている人はほとんどいなくなっていた。

今まで身を守っていた人はそれを眠らせた。




「マイノリティーにはなりたくない」と。

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