孤独蠱毒

皆さんもご存知かと思うが人生はつらく厳しい。
これは許されないことだ。
わたしのようにどれだけのうのうと生きていようとも、ヒトは何かしら苦悩は抱えてしまうものだろう。苦しい時、誰かを頼りたくもなるだろう。だがヒトは他人の苦悩を絶対に理解できないと思っている。似たような悩みに見えてもその色や模様は必ず違う。人間は本質的に孤独だから。その人だけの人生を歩んでいて、その人だけの経験があって、その人だけの感性があるから。ヒトの悩み事を他人が同じ目線で考えることは出来ない。


わたしは良くも悪くも悩み事なんてものを最終的に解決できるのは当人の力だけであって、それは当人が乗り越えるべき大切な成長過程であるようにも思っている。

では悩める人間に周りが出来ることはなんだろうか?
それはきっと結論を導くことではなくて、答えが出るまで支えることだけだ。一人きりで悩みに向き合って考え続けるのはとても苦しい。とてつもないエネルギーと勇気がいる。わたしはそれを知っているつもりだ。
だから、完全には理解出来ないことを理解した上で、少しでも理解しようと相手と向き合い、挫けてしまわないようにそっと寄り添って背中を支えられる、そんな人間になりたいと思っている。かつてわたしの親友がそうしてくれたように。



繰り返すが人間は本質的に孤独だ。わたしが他の誰かに成り代わることは出来ないし、完全に理解してあげることなんて出来ない。もちろん誰かがわたしになることも出来なくて、完全に理解されることもない。

でも、それでも。


全部はわからないけど、人生しんどいけど、一緒に進んでいこうねって。色々悩みながら、ゆっくり生きていこうねって。そうやって支え合える人間関係を築いていけたらいいなって思ったりしています。ヨ。


疲れたな、風呂入ろ。


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