弱若(じゃくじゃく)
こんにちは。ペペです。
前回投稿から時は経ちました。
僕は無事、北海道大学に後期で合格することができました。
そして北海道大学に入学して、現在一人暮らし中です。
三重県出身の僕にとって、北海道は遥か遠くの土地であり、一年前の自分は
まさか北海道で一人暮らしをすることになるとは夢にも思っていないでしょう。
新しい環境に身を置いた僕ですが、地元だけでなく親元から長期間離れるのは完全に初めてで、高校生の時の修学旅行で3泊4日そのような経験をしたのでせいぜいでした。
そのうえ、修学旅行では仲の良い友人同士と行動を共にしたので、完全な一人暮らしはまったくもって初めての経験であり、僕の中に様々な感情が渦巻くこととなりました。
弱若は僕が一人暮らしを始め、渦巻いたいくつかの感情を言葉にしてまとめたものです。拙い文章ですがよろしくお願いします。
入学式
北海道大学の入学式は4月4日で、僕は4月3日に母親と北海道に到着しました。一人暮らし用の荷物の入った大きなカバン達を二人で運び、学生会館
(いわゆる寮)まで行きました。
次の日の入学式を前にして、僕はその日大学に赴いて様々な手続きをして、ガイダンスを受講してきました。
用事を終えて学生会館に帰ると母親は僕の部屋の最低限の整理をしてホテルへ帰っていました。
一人暮らしが始まりました。
4月4日、入学式当日、友人と共に入学式の会場に向かいました。
無事長い長い入学式を終え、母親と合流して札幌駅に帰ることになりました。
札幌駅でお昼ご飯を食べることを提案されましたが、間違いなく寂しさが募るだけなので断りました。
別れ際、「体に気をつけて、ちゃんとご飯を食べるんやで。」と泣きながら言われた時はもらい泣きをしてしまいそうでしたが、ここで僕が泣いたら心配させてしまうだけなのでぐっとこらえました。
寮に一人で帰った後、帰り道に購入した菓子パンとおにぎりを食べました。
食べ物をかむ音がよく聞こえました。
それからWifiの弱い部屋で一人、小さなスマホでYoutubeを延々と見ていました。
おやつ
実家で暮らしていた時は、買い物に行った母親がなにかおやつを買ってきてくれることがありました。メロンパンだったり、スナックだったり。
一人暮らしを始めてふと、おやつがないことに気づきました。
今までは小腹がすいたら戸棚をあさって何かしら食べていましたが、
自分のことは自分でやらないといけなくなった今、むやみにおやつを買っている余裕がないことに気づきました。それは金銭的な余裕であったり、時間的な余裕であったり、精神的な余裕であったりしました。節約をしなければならなかったり、レポートを書かなければならなかったり、いちいち外出することが面倒であると同時に少し、億劫であったりもしたのです。
小腹をすかせて送る日常は、どこか物寂しい気がして切ない気持ちになります。
送りもの
先日、実家から大きな段ボール箱が届きました。
中には僕の心のヤバいやつ全巻、葬送のフリーレン全巻、そして母親からの手紙と少々のお菓子たちが入っていました。
久しぶりに見る母親の筆跡は僕の目元を濡らしました。
薄れていく感情、見失いそうになる自分
一人暮らしを始めたばかりの頃、僕は自分の生活を進めることに精いっぱいでした。そして様々な困難を通して、親がどれだけ偉大な存在なのか思い知ることになりました。今まで生意気だった自分がとても恥ずかしくなりました。一人で暮らしていると家族だけでなく、高校時代の友人とも簡単に会えなくなってしまい、寂しさを感じることが多々ありました。そのような感情を大切にしたいと強く思いました。
大学生活が始まって少し経ち、不完全ながらある程度生活のリズムをつかめるようになってきた今、僕の視点は自分の内から外へと向いていきました。
僕は化けの皮を被るつもりは毛頭なく、ただ、自分が思うが儘に生きていこうと思いました。
最後のまとめの部分がしりすぼみになったのは、この記事を悲観的な雰囲気で閉じたくなかったからです。自分の人生は自分で生きたい。自分を偽らずにありのままでここから成長していく次第です。
ぺぺ
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