アイスのスプーン

コンビニでアイスを買ったら木のスプーンをもらった。
神に包まれていて(袋というほどのものじゃない)、白地に青文字で『スペシャルスプーン』と記されている。
よく考えてみたら、これってアイス以外の買い物でもらうことはないし、そもそも『スプーン』なのか?
どっちかというと『ヘラ』みたいな感じだ。
私が子供の頃から、この形状は変わらない。
何でこの形なんだろう?
何で長年変わらないんだろう?
いつからだろう?
高級なアイスだとロゴマーク入りのプラスチックのスプーンがついてくることもあるが、庶民派のアイスはこの『スペシャルスプーン』だ。
家に持ち帰る時はつけてもらわないこともあり、その場合は金属のスプーンで食べる。
別にどっちでもいいと言えばいいのだが、何となく木のスプーンの方がいい。
口に運ぶとき、必要以上に冷たさを感じないのがいいし、木の感触や味や匂いみたいなものもいい…ような気がする。
気がするだけかもしれない。
そういうものだと刷り込まれているだけかもしれない。
外国でもこういうのついてくるの?
海外に縁のない私にはわからない。
レジ袋が有料になり、お箸やフォークも客側から言わないとつけてくれない店舗が増えていて、それはそれで時代の流れであったり、‘今’に必要なこと。
それはそれ。
アイスにはいつまでも、木のスペシャルスプーンをつけてほしいのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?