人間ありんこ論

昔から思っていることがあって。
神様とか宇宙とか・・・見えないけど、多分存在してるんだろうなぁみたいなこと。

私自身はやったことはないんだけれど、ありんこ飼って、その生態を観察する・・・みたいなのあるよね。
ありんこはこうやって巣を作って、こんなふうに役割分担があって・・・みたいなの。
もしかしたら、人間もそうやってとてつもない巨人から飼われているのかもしれないっていう考えが、かなり長いこと、頭から離れない。
ありんこからしたら、人間はとてつもない巨人。
自分達が観察されていることも知らず、せっせと働く。
我々が勝手に『神』と名付けた巨人は我々を観察する。
『おぁ、こいつら<火>を使うようになった!』とか『あっちの種族とこっちの種族、喧嘩ばっかしとるなぁ』とか。
巨人にとっては、人間の100年が1日かもしれない。

そんなふうに人間が神々に飼われたありんこだとしたら?

我々にとっては重大な自然災害も、神様のうっかりミスかもしれない。
『ちょっと掃除しようとしたら、水流しすぎちゃって、ありんこ半分くらい死んじゃったわ~』なレベルで津波とか、うっかり蹴つまずいた拍子に水槽に激突して大地震になっちゃった、、、とか。
人間が火星を探索するのも、実は同じ水槽(的な飼育エリア)の中でやってることなのかも知れない。
人間が昆虫を見て『寿命短くてかわいそう』とか思っているのと同じように、神様という名の巨人もそう思っているのかも知れない。

そう考えると、人間界で起こっていることのほとんどが茶番だ。
私が日々考え、悩んでいることも、神様という名の巨人からしたら、ありんこが一瞬立ち止まって触角を左右に振っている程度のことなのだろう。

私の悩みはありんこの悩み・・・そう思うとちょっとだけ気が楽になるのは私だけじゃないだろう。

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