母を偲ぶ川柳

なぜ生きる という題名の 本が売れ


新聞の広告欄にしょっちゅう出てる「なぜ生きる」。みんな好きで生まれてくるわけじゃないから、悩むよね。
お母さんも会えば「早く死にたい」と言っていた。動けなくて、施設に入れられて、気持ちはわかるけど、聞かされる私もつらかった。
私は生きる目的にならないんだね・・、とか、自分で楽しみを見つけてほしい、とか思って、寄り添うことができなかったね。
人に迷惑かけるから死ねないって、結局、人のこと考えて。
でも、最後は、ナースコールのコードを首に巻いてたと看護師さんが言ってた。引っ張る力なんてないのに。
自殺の真似事は2回目だね。お母さんが私を負ぶって、死ねるはずもない浅いどぶ川の前で「これから死ぬんよ」と言ったこと、お母さんは、私が覚えていないと思ってたよね。覚えていると言ったらお母さんを傷つけるから、言わなかっただけだよ。
今日は、好感を持ってたタレント(りゅうちぇる)が自殺した。ゲイだから生きづらかったのかな。彼の気持ちや、残された人の気持ちを考えると暗くなる。生き地獄・・の苦しみは私もわかるから。
動物は考えることもない。「なぜ生きる」なんて。ただ生きているだけ。
私たちも、生きる意味なんて考えずに、ただ生きていればいいのに。
考えることのばかばかしさ、人間の業、私であることの不思議をつくづく考える・・また、考えてしまった・・・

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