考えをリセットする時間
毎日、時計を見ながら、カレンダーを見ながら、スマホの着信を気にしながら過ごしていた。
小さな機械仕掛けの針が少しずつ時を刻んで行くけど
人生の時間は自分の心の針が刻んでいると気が付いた。
定年を迎えた日は、運動会のゴールの線をまたいだ瞬間
その翌日は電線に並ぶ燕が南の空へ旅立つ日
少し経つと、商店街の八百屋の犬やクリーニング屋の受付にいる猫
色々なものが時間の針になって行く。
会社では毎日のローテーションを誰かに与えられ
機械仕掛けの歯車のように止まれない時間
今ではひな