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ペンタNote

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思いつくままに
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2020年5月の記事一覧

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福岡城跡

初夏の紫陽花

梅雨のはしり

5月も後半になり梅雨のはしり まだ肌寒い季節 雨の中の散歩で散策 素敵な風景に巡り合うことを期待して コンビニ傘に降る雨音がぽつぽつ 太陽が雲の切れ間に隠れたり 紫陽花園まで歩く道すがら 歩いてきた足跡が雨に流されます 春ほど人恋しさはなく LINEの既読も気にならない 梅雨の雨はしとしとと 足音だけが記憶に残る季節

もうひとつの世界

鏡の向こうに見える世界 今の世界と繋がっているのは点と線 背伸びをしても良い世界 もう一人の私がいる 想像したことが現実になる それが向こうの世界 お気に入りの音楽と お気に入りの服を着て ステップを刻んでみよう

ジャンプ

もやもやした日々から抜けた日 空にジャンプ 貯めてた気持ちを推進力にして 空に向かって叫んでみよう 振り上げた手は 心の塊を握りしめ 打ち上げ花火のように 空高く振り上げてみよう 明日はきっと晴れるだろうと 青空に向かってジャンプ 胸の奥からスッキリする瞬間 明日天気になれ

想い届け

外出できない日も終わり始め 遠くの友に想いを伝えたい 今日も頑張ったよ 風船に込めた想い 誰かが見つけてくれたら 言葉が紙吹雪になって舞い上がる 空は青く澄み渡り 風は上昇気流で 入道雲を超えてゆけ 黄色の風船は元気だよって おばあちゃんの頃はハンカチだったけど 空高く舞い上がり 想いは届く 明日も天気になあれ

夏の視線

海の街で生まれた僕の待ち合わせ場所はいつも白い海岸線 マリンブルーが似合う街 自転車にサッカーボールを載せて途中で買ったペットボトルを片手に いつもの時間にやってきた 日影が無い防波堤で君の笑顔がまぶしすぎて 白いシャツの汗まで乾いてしまう 逃げ水が道路に見える 君の姿もユラユラと 夏の視線は君の姿を捉えて離さない 大好きな夏の時間

梅雨の合間に

故郷の路を歩いてみた 小さい頃の思い出が白壁の隙間にある風景 父の大きな手にひかれ 夏祭りに出かけた季節までもう少し 赤いランドセルに黄色い傘をさして 近所の小学校まで歩いて行った 夜になると雨音と蛙の声が鳴り響く 夕立が過ぎると蛙が鳴く 風が田んぼを過ぎる瞬間に ゲコゲコと鳴いてた声が止む 少し経つとキュッと鳴く蛙が始まりで ゲコゲコと合唱が始まる 街灯の周りには 小さな虫たちが集まり 夏の夜を楽しんでいる 小川のせせらぎに 昨日見た夢を笹舟に乗せて 梅雨の合間は過ぎて

紫陽花

梅雨の合間に紫陽花寺を訪れた しとしとと降る雨の中に気持ちが波打つ 傘に溜まったしずくのように 二人の出会いが記録されていく 何気なく花言葉を探していると 君の視線に気が付く 出会ってからどれくらいの日が経っただろうか 石畳に降る雨は足跡を消してゆく 何度も何度も振り返るきみの笑顔を 僕はこれからも記憶する 今日も朝から雨が降る 紫陽花寺の参道に そこはかとなく時間は流れ 君との想いを並べては 僕はこれからも記憶する

夏の恋

思い出作りに海にきた お気に入りの海岸線で車を停めて夕陽を眺める 防波堤は今日と明日の境界線 お気に入りの曲を聴きながら 手を繋いで行こう 夕陽を追いかけて 素敵な記憶を作ろう

叫んでみる

青い空に叫んでみよう 心の言葉を雲に向かって 波の音に消されないよう 明日の自分に叫んでみよう 波間に向かって叫んでみよう 昨日あったことを 白い消しゴムのように 心の隙間を消してくれる ひたすら叫んでみよう 今の自分を見つけるために

夏の恋

潮風に誘われて走ってみよう 波に負けないように走ってみよう 明日の自分に叫んでみよう 雲の流れに押されてひたすら走る 波間に空が見える うねる海の中に雲が見える 明日の自分と泳いでみよう 水平線の向こう側まで 大好きな人の名前を呼ぼう 潮風に乗せて 大好きな歌を口ずさんで 夏の恋をしよう

記憶

路地裏の記憶 夢の中で何度か見た景色 もうひとりの私はここにいた 懐かしさが扉の向こうから香る ショーウィンドウに映るメニューや植木鉢の花 日差しが強くて影帽子が舞う 誰と来たのか いつのことか 曖昧な記憶だけど懐かしい 路地裏の小路はサンダルの乾いた音を響かせて 微かな記憶を紡いでくれた 小さなひまわりと麦帽子 明日も天気になぁれ