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ペンタNote

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思いつくままに
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2020年3月の記事一覧

起こさないで

気持ちよく寝てるのに呼んだのだーれ? ちょっと寝起きの悪いのは知ってるでしょう 子猫におっぱいあげて疲れてるんだ お母さんは毎日大変なんです わかって欲しい もう少し寝てもいい?

はなびらの思い出

空に舞い上がれ シャボン玉と一緒に 花びらに込めた想いと一緒に 舞い上がる空高く きみが吐いた息でシャボン玉が フワッと舞い上がる シャボン玉を吹くきみの笑顔が 映りこむ 時間よ止まれと思う僕は 青空を見上げる 高く・高く澄んだ空に シャボン玉は舞い上がる 満開の桜並木で シャボン玉は舞う 花びらの記憶のチップを載せて 舞い上がれシャボン玉

桜の季節の出会い

いつも桜の木の下でひなたぼっこをしている 飼い主は誰かなって 話しかけても猫語はわからない そっと手招きをすると寄ってくる 桜の季節の出会い 風がそよぐと花びらが舞い 視線の先にゆっくりとたたずむ姿 春なんだ 素敵な時間を過ごした気がする 今日の出会いで心が躍る 桜の季節だから 明日もまた来てみよう 木陰のベンチでたたずむ君を 花色のパステルで記憶に描こう 今日の出会いを心の窓に

おもいで

きみといた夏のおもいで 防波堤で待ち合わせていた 潮の音がこだまする あの日のおもいで 素敵な恋のあしあと 砂浜に残したはずなのに 春になったら消えていた あの日のおもいで いつも待ち合わせに遅れても 黙って水平線を眺めていた 風に吹かれてもずっと あの日のおもいでは消えない きみの名前を呼んでみる 誰もいない防波堤で カモメと潮の音がこだまして 何度も心がリフレインする

桜のきせつ

歌は何を聴こう 桜並木を歩いてみよう 暖かい日差しの中で スマホのヘッドフォンの音量を上げてみよう こころのビートを上げて桜の香りを感じてみよう 空の蒼さに負けないように 指先まで気持ちを込めて 大好きな曲を歌ってみよう 春だから 大好きな人に届くように

桜色に

桜の木の下で交わした約束 10年後の今日、再び会おうと そんな約束をしたきみと 10年後のぼくは何を語れるだろう この桜の木の下で作った思い出を胸にこの街を離れてゆく 電車のホームのベンチでスマホの画面のきみと話ながら 明日のこともわからないくせに 叶えられない約束をした 北鎌倉の駅に咲く桜は今日も春風に舞う 湘南の風に吹かれて ぼくは新しい街に旅立つ きみの頬は桜色に染まり 澄んだ空がブルーバックの背景で 車窓の額に写しておこう 10年後のぼくは隣にいるだろうか そんな約