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趣味の釣りはやめた方が良い理由・その2

琉大の海洋研究室からようやく電話が入った。本日は調査隊員がお休みのため、明日出動してくれるという。

状況を細かく伝えると、埋めるのが難しいから、内臓を取り出して、軽量化し、軽トラで運ぶかなあ、との事。
出来るだけ手厚く処置してほしいと伝えた。研究素材として有効活用されることが、この海亀様の最後の使命のように思えてくる。これから、仲良くしていきましょうね、と伝えた。今後何回ここに出動要請することになるだろうか。

さて、明日の午前中までモヤモヤするので、昼のビーチクリーンに行く。スッキリするからだ。ビーチクリーン中にいろんな考えが浮かび、整理されていく。

珊瑚舎スコーレにいつものように「邪魔すんで〜」と入っていくと、地域のボランティアの方が開校準備に追われていた。校長も奥の部屋で何やら書類作成している。ボランティアの方々も、私が前日に海亀の遺体が流れ着いたと教えておいたので、先程皆で見物に来ていた。校長も把握しているのだが、何一つアクションを起こしていなかったのだ。

わざと校長に聞こえるように、海亀様の話をした。

人工ビーチである天の浜に、近い将来、海亀が産卵にくるようになるような気がすると。そして、珊瑚も再生できるんじゃないか、と。ボランティアの地域の女子に話しかける形で、そんな活動一緒にやらない?と問いかける。
通りすがりのゴミ拾いのオジさんにいきなりそんな事言われて戸惑う女子。
きっと、我々がやり始めたら、珊瑚舎スコーレの皆んなも、それは我々が始める仕事だと怒りだして、率先してやるはずだよね、と話した。
校長並びに職員は無反応だった。開校準備に忙しい中、通りすがりのゴミ拾いのオジサンの戯言と思っていても無理はないのだが。

珊瑚舎スコーレの人々。自然に触れる教育というのは、本音か建前か。
これから見極めて行く。

私の幻想かもしれないが、あるビジョンが目に浮かんだ。

天の浜界隈が自然保護区域に指定され、釣り師やジェットスキー野郎を排除し、珊瑚も再生され、海亀が満月の夜に産卵し、色とりどりの熱帯魚が群がる、ヘブンズビーチに生まれ変わっている将来ビジョンを見たのだ。知らんけど。

そして、私は、神に選ばれた「処刑人」となる。

ルールを守らない人々、つまり、遊びのための釣りをして魚を虐め、釣り針や釣り糸で海亀様を虐める人、雌から雄に進化するという奇跡の魚「たまん」を無慈悲に釣り上げ食卓に並べてしまう人々。海辺に来て何かを飲み、食べ、ゴミを捨てて帰る人、禁止されてるジェットスキーで爆音と音楽を流すパリピの人。ビーチパーティして大量のゴミを置いて帰る人。ビーチキャンプをして直火で砂浜を痛めつける人。ナイフを放置する人。このビーチは地球の未来を作るレインボーチルドレンのものだ。自然生物のものであるし、闘牛のお散歩の場所でもある。ヨガや太極拳や気功の道場でもある。

これらの人々を、父と子と精霊の御名において、処刑する。
映画「処刑人」をまるパクリしてる話だが。
映画「ペイルライダー」でもいい。青い馬に乗った死神がふらりとやってきて、悪人を処刑しまくるストーリー。
現実的に、津波古自治会は青パトを所有しており、与那原警察署で30分の講習を受ければ、青パトに乗って、パトランプを点灯して巡回警備ができるらしい。人手不足で絶賛募集中と知る。

青パトに乗った麦わら帽子を被りマイトングとビーチクリーンバッグを持ったペイルライダーが天の浜に降臨するのだ。そして、父と子と精霊の御名において、マイトングに仕込んだ座頭市風の日本刀でバッサリと切り捨てる。「切り捨て御免」

これは、まさに、リアルライフヒーローの誕生は近いと見た。
そして、単なる正義のリアルライフヒーローではない。
アベンジャーズエンドゲームのサノスのような存在。

人類は増えすぎた。環境破壊を続ける癌細胞のような存在であり、生きてるだけで負のカルマを撒き散らす邪悪な生物と定義しても、反論できる人はいない。

無作為に半分に減らしてみようか。

インフィニティーストーンを集める旅が始まったのだ。

知らんけど。


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