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ねじねじ

ガッテン農法という自然農法のパイオニアである三浦伸章さん考案の「ねじねじ」というものを知る。

体験会に参加してきた。

自然農法を実践する過程でひらめいたものらしい。宇宙からのインスピレーションとでもいえばいいだろうか。

稲わら、すすき、竹炭、小石。そこらへんにあるものを使用するのがポイント。3、6、9という数を使い、東西南北の方位も活用する。十字という形も使う。右回り、左回り、二重らせん、円。いろんなキーワードを盛り込みながら、地中に埋めるのだ。

効果として、土が続いている広範囲をイヤシロチ化するという。

体感してみたのだが、明快に、なにかが変わったという実感までは感じとれなかったが、農業をやっている方は、具体的にビフォーアフターの実証が確認できると思う。

建築家として、土地を鎮めるという事は無関係ではない。毎回、神道方式で地鎮祭を行う。炭を埋設すると良い、などの言い伝えもあり、クライアントに提案した事もある。

効果は検証しずらいのだが、やっておくと、少し安心感がある。

ねじねじ、これの良い所は、お金がかからない、という事にある。基本的に、そのへんにある自然のものを使い、小一時間で誰でも作成できる、という事。

中庭のあるコートハウス形式にして、その中庭の中心にこのねじねじを埋設する。そうすれば、このねじねじの効果が最大限に発揮できるのではないだろうか。

そして、ねじねじ作成のキーワード。二重らせん、東西南北、方位、369、円、十字。これらのキーワードを建築にも取り込んでいくとする。

すなわち、建築自体がねじねじとなる。そのねじねじの内部空間に住む。

そんな事が可能となったときに、どのような影響をもたらすだろうか。


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