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縄文デザイン

神道の情報をリサーチすると、ほどなくして、日ユ同祖論に行きつく。

失われた10氏族がシルクロードを経て日本に流れ着いたとの話になる。

神道の儀式とユダヤ教との類似性、出雲大社、諏訪神社、八幡神社、稲荷神社。達磨太子。

なるほど、いわれてみると、そうかもしれないという仮説である。

そうこうすると、いや、日本が源流でキリストは日本に学びに来ていたという説が出てくる。キリストの墓が青森にある、となる。

最終的に、いやいや、縄文時代が実は最古の文明である、という説になる。

確かに縄文土器の造形のすばらしさには惹かれるものがある。縄文の女神と命名された国宝は、現代アートとしても通用するくらいに、考えられないくらいの造形美である。

縄文文明をさかのぼると、アトランティスとかレムリアとかムー大陸とかの、超古代文明の話になる。そして、宇宙人とかの話になっていくのだ。

本当かどうか、もう、わからない。スピリチュアルな人が前世の記憶とかで話したりするくらいで、真実かどうか確かめる術がない。ここまで来るとキリがないのである。

そして、炭素還元法?だとかの年代測定の技術も、いくぶん信ぴょう性に欠けるという説もある。出土したものが何年前のものか。2万年前から5000年前くらい、とかの話があっても、レンジがでかすぎるなと感じてしまうのだ。

もう、誰でもいいから、これが正解、というものを示して欲しいとおもうのだが。

75年前の大東亜戦争の出来事ですら、事実がどうであったかが、わからないくらいである。歴史は勝者の都合で書き換えられるのである。

三日前に夕食に何を食べたかですら、あいまいである。

縄文の女神の造形、抽象的な芸術性の発露である、ととらえたいが、ほんとにこんな形をした種族がいたのかもしれない。リュックベッソンに依頼すれば、そんな映画をつくるはずである。

縄文か弥生か。近代の建築家はこの論争を行ってきた。岡本太郎は縄文デザインの美を再発見した。

そして、現在、縄文にはまる人も増えているらしい。

先般、参加したワークショップの「ねじねじ」
まさに、縄文デザインのひとつではないだろうか。

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