故郷に帰省した

2019年12月30日、故郷である大分県に帰省の途についた。

那覇空港から福岡空港までLCCのピーチに乗る。一週間前くらいにチケットを取ったが往復二万円台であった。

通常は那覇空港から博多バスセンターに行き大分までの高速バスにのるのだが、今回は博多で一泊する事にした。というのも、博多に暮らす叔母と従姉と食事をして、翌日一緒に大分に行こうという運びになったからだ。

大名にある老舗の焼き鳥店を予約してくれており、ホテルにチェックイン後、大名に向かう。

叔母はもう85歳くらいになる。85歳にしては若く見える。いまだにボランティア活動に邁進する偉大な叔母だ。従姉もわたしよりいくぶん年上であるが、昔からの美女である。

小さいころから、叔母と従姉とはウマがあった。かわいがってもらったほうだろう。

焼き鳥店で飲み食べ、帰り際に地下鉄駅そばのカフェでおいしいコーヒーを飲み、お開きとなった。

翌日、ホテルでピックアップしてもらい、叔母と従姉と三人で大分に向かう。

途中、出生地である玖珠町に立ち寄り、お墓の掃除をして参拝し、長い間行けてなかった産土神社にも参拝した。うどん屋で食事もした。

大分についたのは17:00くらいであった。のんびりとした道中であった。

すぐさま、31日の夜の宴が始まった。

両親、兄、妹家族、叔母、従姉、私。総勢10名のにぎやかな年越しであった。

昨年8月、緊急入院した母、母の入院に動揺して認知症が少し進行した父。
最悪、母も父も施設にお世話になるかもしれないという状況であったが、母も退院し、父も短期入所から復帰し、二人でおだやかにくらしてくれている。父は久しぶりにお酒を飲んだ。よっぽどおいしかったのだろう。そして、良い酒だったのだろう、悪酔いするでもなく、酔っ払いすぎるでもなく、しっかりと昔話を披露してくれた。

おだやかな正月であった。

なんでもない正月のひとこま。
これがどれほどかけがえのないものか。
そんな事がわかってきた2020年の幕開けであった。

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