支合と冲の働き(1)

〔支合〕力を合わす
/合成・和合・協力・助力・融和・結社・会合・聚合

* 支合は下記の間で作用・関係が発生します.
・日辰
・月建
・発動爻
➡︎ 卦爻

(日辰月建同志では合冲の作用は起こしません)

〈日辰が安静爻と合〉→ 「合起暗動」:動爻と同様に他爻を生剋する能力をもつ

*「売掛金が入金するか」
亥月/戊寅日
地沢臨不変

‥ 酉(子孫)
‥ 〔応〕亥(妻財)
‥ 丑(兄弟)
‥ 丑(兄弟)
— 〔世〕卯(官鬼)
— 巳(父母)

日辰(寅)により合起され喑動します.
用神である妻財爻が世爻を生じてくれており
お金が手に入ることを示しています.

〈日辰が発動爻と合〉→ 「合住」:勢いは強まるが発動爻の働きを一時休止
/生剋作用を表さない

午月戊子
地沢臨ー地天泰

‥ 酉(子孫)
‥ 〔応〕亥(妻財)
‥ 丑(兄弟)
‥ 丑(兄弟)→ — 辰(兄弟)/進神〈忌神〉
— 〔世〕卯(官鬼)
— 巳(父母)

〈月建が爻と合〉→ 「月合」:(剋合のうち爻が剋される関係を除く)勢いは強まる  

酉月丁巳
雷水解不変

‥ 戌(妻財)
‥〔応〕申(官鬼)
— 午(子孫)
‥ 午(子孫)
—〔世〕辰(妻財)
‥ 寅(兄弟)

辰の妻財爻は、休囚しているように見えますが
日辰「巳」に生じられ「月合」により縁ありとみます.

 
〈化出爻 ↔︎ 発動爻〉 「合化」:自ら力を増大するも、絆住する

午月壬寅日
天水訟ー風水渙

— 戌(子孫)
— 申(妻財)
—〔世〕午(兄弟)→ ‥未(子孫)
‥ 午(兄弟)
— 辰(子孫)
‥〔応〕寅(父母)

用神に敵対する忌神が強くなり、動こうとしています.
しかし、合化であり、一旦停止しています.
午や未を冲する、子や丑の日に活動を本格化し、
お金は手に入らなくなります.

* 六合卦 
 「天地否」「沢水困」「火山旅」「雷地豫」「水沢節」「山火賁」「地雷復」「地天泰」

六合卦は、卦中の六爻のそれぞれ上下対応する全ての爻が合となる卦のことで、縁を見る場合には大概の立卦において吉と判断します.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?