マトリックスとホームポジション

【易の組織】 解説にて示されたものを復習します.

地支を確認しておきましょう.
この各地支には、それぞれ「陽陰と五行」が決定されています.

子[ネ/🐀]  :陽(水)
丑[ウシ/🐃] :陰(土)
寅[トラ/🐅] :陽(木)
卯[ウ/🐇]  :陰(木)
辰[タツ/🐉] :陽(土)
巳[ミ/🐍]  :陰(火)
午[ウマ/🐎] :陽(火)
未[ヒツジ/🐏]:陰(土)
申[サル/🐒] :陽(金)
酉[トリ/🐓] :陰(金)
戌[イヌ/🐕] :陽(土)
亥[イ/🐗]  :陰(水)

八卦 陽陰とそのシンボル

陽と陰のイメージの代表として男と女があります.
なぜ代表か?の理由は人は霊長であり、
主管主として立つ権限をもっている.
ひとつの「小宇宙」であるという認識を持っているからです.

易は「人」を通して世界を観察します.

あくまでも象徴(シンボル)としての代表です.


#八卦 の基本を考える

なかなか馴染みの薄い八卦です.


大元にある陽のスタンダードが全陽の☰(乾)/陰は全陰の☷(坤)です.

八卦はそれぞれの爻の位置、三段階に陽と陰が位置しています.
八卦の記号は六子発生の順と説明されております.

・震(長男)☳(最下に「ー:陽」)
・坎(中男)☵(真ん中に「ー;陽」)
・艮(少男)☶(最上に⚊「ー;陽」)

ごらんのように下から順に陽爻が示されています.


同じように陰については

・巽(長女)☴(最下に「陰;‥」)
・離(中女)☲(真ん中に「陰;‥」)
・兌(少女)☱(最上に「陰;‥」)


この八卦が上下に重なり、「大成卦」を形成します.

同じ種類の八卦が上・下(内外)に重なって本宮卦

または八純卦といい8種類

この八純が「断易」における大本であり基準となります.
(以下、断易書『卜筮正宗』列挙された順番に並べます)

上記八純の卦それぞれの爻の位置に

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を振ります.


注*)各八卦ごとに陽卦には陽支を下から順に、

陰卦には陰支を逆にという具合に順に割り当てます.

〜 上図が各「八純本宮」卦のホームポジションです.

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