FXの雑談 その2  広告で利益の出た収支表を見せられても、信用してはいけない件

FXで儲けたので、そのやり方を講座で指南する。というのを良く見かけます。

これだけ儲けました、みたいな、FX業者発行の収支表を出してきて、証拠としている方が多いように思います。

ですが、ディーラーをやっていた立場からみると、ネタが思い浮かぶので、苦笑いしか出ません。

ネットで集客して、実際の講座で、実際の収支表の利益を見せてもらっても、それだけでは信用してはいけないのです。それがたとえ、本物のFX業者が発行した、本物の収支表であってもです。


実際に大きな利益が出ている収支表を、簡単に作る方法があります。

① まず、2つのFX業者で口座を作ります。

② 取引を開始しますが、2つの業者に反対売買の取引を行います。一方では売り中心、一方では買い中心でやります。

状況説明:一方で巨額の損失を出していても、一方では巨額の利益を上げることになるので、2つの口座での総合的な収支はトントン。損失は、ほとんど発生しません。売買手数料と、売買の値ざや分ぐらいがマイナス要因ですね。

③ 講座を受させようとする顧客には、巨額の利益を上げたほうの収支表だけを見せます。


まあ、おいしい話はないということです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?