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モチベーションに変えられる欲望がほしいのです。

最近、自分の欲望の小ささを嘆いている。

この意味があまりよくわからない方もいらっしゃるかもしれないが、一応私なりの考えがある。

人間が生きるモチベーションの一つは欲望だ。その欲望の種類にはさまざまあって、食欲、睡眠欲、性欲などの三大欲求に始まり、物欲、承認欲求、権威への欲求などもある。マズローの欲求五段階説などを参照すればもう少し体系的に整理もできるだろう。

このような欲求は、行き過ぎると問題を起こすことは多々あるが、それに自覚的になり、うまく制御することができればモチベーションとして活用できる。

しかし、私にはそういうモチベーションに対応する欲求があまりない。

いや、無いと言えば嘘になると思う。たぶんあるのだと思うけど、それに自覚的でないか、自分でその欲望のドアを開けないように無意識のうちに自制しているのだと思う。

本当はもうちょっとこういう欲望を解放して、自分が生きていくためのモチベーションとして使えたら便利だなと思ったりもするのだが、そういうモードに入ることができない。

むしろ、「自身の欲望を一定程度抑えて他者承認の方向に切り替えることによって、周りの人間からの信頼や承認を得やすくなる」という、人間関係における合理的行動様式が自身の中で美徳化してしまっていることで、よりその傾向を強めているのかもしれない。

そういう自分にとって、たとえ小さくても何か欲望めいたものがあるとすればそれは、「人の依頼に応える」ところにあるような気はしている。

何かの仕事を依頼されたら、(もちろん可能な範囲でではあるが)それを責任を持って全うしようとする気持ちは強い。他者が何らかの達成したい目標に向かって進んでいるときに、自分がそこに対して何らかの力を発揮してその達成を助けられるならば、頑張るモチベーションになる気もする。

とはいえ、それがどこまでも押し広げられる欲望かと言われるとそこまででもなくて、あくまでも「自分の可能な範囲で」というリミッターが自動的にかかってしまう。

こういう謎のゾーンで、おそらく人に比べれば振幅の小さい悩みのゆらぎの中で最近は生きている。

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