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麻雀データ管理(中級編)Vol.2

こんにちは。
今回は前回の続きで、R推移表に各選手の対局数毎のレーティングを抽出し、最新のレーティングを一番上に表示させたいと思います。

1.R推移表に対局数毎のレーティングを抽出

前回、対局結果の表に「key」という項目を追加しましたが、それがここでいきてきます。

対局結果表の試合№1で対局している「正木治雄」さんの1対局終了時のレーティングはVLOOKUP関数で範囲を「$H:$M」とし、keyの列から
「正木治雄1」を検索すれば見つけ出せます。
この検索する値「正木治雄1」は、R推移表の2行目の名前とB列の連番を組み合わせれば作ることが出来るので検索する値は「C2&B5」となりますが、後ほど数式を表全体にコピーするので絶対参照を付けて「C$2&$B5」とします。
これをVLOOKUP関数の第1引数にして
「=VLOOKUP(C$2&$B5,'対局結果'!$H:$M,6,0)」
エラー表示を防ぐためにIFERROR関数を使い
=IFERROR(VLOOKUP(C$2&$B6,'対局結果'!$H:$M,6,0),"")
とR推移表のC5セルに入力します。
そしてこの数式を5行目から下の表全体「C5:AZ104」までコピーすると下の画像のようになります。

2.最新のレーティングを一番上に表示

先程表示された試合毎のレーティングの数値で最新のものを3行目の最新Rの行に表示させたいと思います。
やり方は色々ありますが、今回はOFFSET関数とCOUNT関数を使って
C3セルに「=OFFSET(C4,COUNT(C5:C),0)」
これもエラー表示を防ぐために
=IFERROR(OFFSET(C4,COUNT(C5:C),0),"")
と入力します。
この数式を「C3:AZ3」までコピーすると下の画像のようになりR推移表は出来上がりです。

3.最新レーティングを成績表&ランキング表に反映

各選手の最新レーティングを成績表とランキング表に反映させたいと思います。
まず各々の表に一列ずつ追加し「Rate」と見出しをつけておきます。

列を追加したのでO3セルに入っている数式の範囲を
「=SORT(INDIRECT("B3:L"&COUNTA(B$3:B)+2),AB3,IF(AB2="平均着順",1,0)」
              ⬇  
「=SORT(INDIRECT("B3:M"&COUNTA(B$3:B)+2),AB3,IF(AB2="平均着順",1,0)」 
と広げておきます。

同様にAB3セルの入力規則も 
「=$P$2:$Y$2」 ➡ 「=$P$2:$Z$2」

AB3セルに入っている数式を
「=MATCH(AB2,O2:Y2,FALSE)」➡「=MATCH(AB2,O2:Z2,FALSE)」
と変えて範囲を広げておきます。

これで表の準備が出来ましたので、集計表の「Rate」の列に選手ごとの最新レーティングを抽出してきます。

これもやり方は色々ありますが、今回はHLOOOKUP関数を使って抽出していきます。
集計表のM3セルに「=HLOOKUP(B3,'R推移'!$C$2:$AZ$3,2,0)」
エラー表示を避けるために
=IFERROR(HLOOKUP(B3,'R推移'!$C$2:$AZ$3,2,0),"")
と入力し、M102セルまで数式コピーすれば出来上がりです。


さて今回まででこの簡易的な麻雀データ集計は終わりになります。
次回からは何をやろうかな🤔
リクエストがあれば出来る限り対応いたしますので、こちらかTwitterの方にコメントください。
いずれ私が実際にやっているMリーグのデータ集計方法を紹介したいと思っていますが、とても長くなりそうなので躊躇してますww

Twitter ID  @penropin

今回まで作ったSpreadsheetのリンクを下に貼っておきますね。
誰でも編集可能となっていますが、編集・加工等なさりたい方は必ずこのシートをコピーして利用下さるようお願いいたします。

麻雀成績管理1(サンプル)


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