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パトゥムタニ日記vol.27〜蚊と蟻はいらない、という心の狭さに悩む日々〜
久々に日本に帰った感想。
人間以外の生きものが減っていないですか。
かつて街中をうろついていた野良犬。
学校に入って来て大騒ぎになったりね。
でも、全く会いませんでした。
ノラ猫もあんまり見なかったなあ。
私が生まれ育った街は小さな川が流れていて
夜は蝙蝠がたくさん飛んでいました。
川は整備されて綺麗になって、蝙蝠はどこへ行ったんだろう?
庭の虫も減った気がします。
蝉の声をほとんど聞かなかったし(これは6月末の暑さが原因だったとか)
カブトムシ、コガネムシ、みずすまし、ミミズ、蛙、蝶、蜘蛛。
子供の頃の夏休み、そこいら中にいた気がするのに
みんなどこへ行っちゃったのかなあ。
昭和生まれのおばさんは寂しかったです。
それに比べてタイの我が家。
いろいろ居て良いよね、なんて思っていたのですが。
しかし、タイに帰って来て強く強く思いました。
蚊と蟻は居なくて良い
暑いタイの昼下がり。
風が涼しいテラスでのんびり読書なぞしておりますと。。。
まとわりつく蚊。
一年中蚊の季節のタイのこと。
蚊が止まるタイミングで身体を動かして刺されるのを防ぐワザも
心得てはいますが、何とも鬱陶しい。
集中できない。
蚊取り線香を焚いても気にする様子もない。
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タイではデング熱罹患者はが毎年数万人。
実はコロナと同じくらい危険です。
そして、何と叩き潰した蚊に群がる蟻。
タイの蟻は糖分よりタンパク質が好きなようで
料理の最中に挽肉のかけらでも落とそうものなら大挙してやって来ます。
猫が遊んだトカゲの尻尾、ヒトの爪のかけら、蚊の死骸。
ゲ〜〜〜。
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始めは良く効くのに、すぐに避けられるようになる。タイの蟻はとても賢いのです。
赤蟻以外は、噛まれてもちょっと痛痒いくらいですが
家に上がって来られると不快。
床下に巣食ってコンクリートがボロボロになったという話も聞きます。
やっぱり居て欲しくないよー。
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雷魚のトムヤム入れると美味しいけど、怖くて手を出せません。
あー、もうイライラする!
そう叫びつつ蚊を、蟻を叩き潰し、そしてふと考える。
害虫、害獣とは何か。
いらない生命はないと言いながら、駆除が許される生物がいるのは何故か。
日本ではアライグマや台湾リスが駆除されていると聞きました。
生態系を壊すからと外来種が駆除される。
保護される種があって、駆除される種がある。
全ては人間が基準で、ヒトに対する害虫、害獣というだけで
その虫、獣に罪は無いんじゃないの?
生物も、植物も、ヒトが心地良く生きるために
その生命を絶って良いの?
私の思考はいつもこの辺を堂々巡りをしています。
あーーーー、それでもやっぱり蚊と蟻は許せない❗️
。。。。私は心が狭いんです。
本日もお読みいただきましてありがとうございました。
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