消費者脳

長い間インターネット見てると変わってきたなと思う所があって、欲しい人に行き渡らない商品があった時に、転売ヤーを目の敵にして、とりあえずそれの流通量が少ないことについてはあまり取り沙汰されることが少なくなったように思います。
飼い慣らされてますわね。

転売ヤーってのは悪いには悪いんだけど、個人的にはそこまででも無いかなと思うので眼中に入れないようにしています。そもそも不用品を個人間で売買出来ることのメリットの方が大きいと思っているくらいです。リサイクルショップに持ってったって二束三文ですわよ。世の中どうしてもおっちょこちょいがいるので、同じものを2つ買ってしまったりとかがあるわけです。その時にネットに出品してなるべく高い値段で売ろうと思うのは悪なんですかね。これは転売と言えるんですかね。良い転売悪い転売とか言い出したらキリ無いですよ。

基本的に流通量の少ない商品というのは、それ自体が価値になっていることも多いです。
そもそもの需要が少ないので生産数を少なくする。
売る側の都合ですわね。売れなければ在庫リスクが発生する。何が売れるか売れないかてのはよくわかんないわけです。在庫が出回る頃にはブームが過ぎてた、なんてのは避けたいわけですな。
結局のところ、生活必需品や税率の高い消耗品でもなければ自由経済に任せておくのが筋なので、転売を禁止しろというのは横暴かなと思います。
チケットが特殊な扱いを受けるのはまあわかるのよ。チケットは売れたけどイベントは人が来なくてガラガラだった、じゃやる側が可哀想なことになるのでこれはしょうがないですね。

結局の所、転売が問題になってる「ように見えてるだけ」で、興味のない人にとってはどうでも良い分野の商品がほとんどなのかなと思います。

結局、やれ品薄商法だ、枯渇情報だ、とか言われてた時の方がある意味健全だったような気がしなくもないですな。
品薄商法についてはそもそも存在しているのか、という指摘も少なくないのだけど、広告の量に比べて明らかに商品が少ないおとり広告が問題になったこともあるので、無いというには無理がある気がしなくもない。
結局メーカーがやりたいのはコンスタントに売れる商売なので、流行りでドカッと売れるタイプの商品については扱いに困っているのでは無いかというのが自然な見方だと思う。

結局モノ売ってる以上慈善事業でもないので、いかに利益を出そうとしか考えてないと思いますよ。そっちのペースに乗ることも無いでしょう。
人混みも嫌いなので、ブームは過ぎた頃に手に取るくらいでちょうど良いです。その頃に残ってないようなものなら、価値があるとは言えないですし。お寿司。

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