セミナーメモ・BEAMSとfifthの事例に学ぶ 売上&ファンを増やし続けるECサイト運営 ~スタッフ主導のコンテンツづくりにおける動画・画像の活用法を徹底解説 ~


▼パネリスト

株式会社ビームス 事業企画本部 コミュニティデザイン部 部長
矢嶋 正明 氏

株式会社CODE SHARE 取締役副社長
南出 憲吾 氏

株式会社CRI・ミドルウェア インターネット事業部 インターネット事業部長 兼 CRIWAREエヴァンジェリスト
幅 朝徳 氏

株式会社ウェブテクノロジ インターネット事業部
三上 夏代 氏

▼BEAMSの紹介 https://www.beams.co.jp/

839億規模(Eコマースは20%越え)
国内160店舗、海外10店舗

公式サイトにスタッフが情報発信するコンテンツ
1 スタイリング:着こなし方法、全身イメージ
2 フォトログ:商品単位の訴求、雑貨
3 ブログ:起承転結のある読み物、表現の広さ(滞在時間が多くなる)
4 ビデオ:個性や人柄を伝、オンライン接客
(スタッフによっては、youtuberみたいな人も。個性や人柄が目立つ)
(11/13現在 2041本、月に280本上がってる。投稿をしているスタッフは100人くらい。)
(スタッフの反響が分かる仕組みになっている、スタッフの個性をお客様につて隊という思いがある、投稿がしやすい、編集マニュアル、簡単に使える動画アプリにしており、バックアップの体制もしっかり組んでいる)

BEAMSの強みは「ヒト」
・ファッションが大好き!
・強烈な個性派ぞろい!
例:ビームスEXの横浜のスタッフ:ヒゲが生えていて個性強目の男性 https://www.beams.co.jp/staff/1624/
二子玉川店ヘグちゃん:投稿コンテンツ2000名中一番高いポイントを稼いだ。2018年で総合ランキング1位になったスタッフ(数千万円、自分の身につけたアイテム)https://www.beams.co.jp/staff/1604/
内勤スタッフ和田50歳:彼のコンテンツを経て、購入した人の総額は1億円を超える(名物スタッフになっている)https://www.beams.co.jp/staff/735/

スタッフの投稿コンテンツをマーケティングツール化により、24時間、365日「接客」できる体制になっている

▼CODE SHARE(FIFTH)の紹介 https://5-fifth.com/


安カワ通販サイト(ハイビジュアル、自社通販専用サイト、店舗なし)
月間3000万PV、CVR2.05%(プロモーションを強化すると4%になる)、月間数億円のECに特化したブランド

ハイビジュアル(1アイテムだけで、100枚以上の画像を掲載しているケースもある。お客さんの齟齬がなく、よりイメージが湧くように、1つの商品で、様々な見せ方をしている。)

詳細ページにお客さんのインスタを記載。インフルエンサー、一般の人がどう着ているかを載せている。

▼このサイトで買う理由づけ
レッドオーシャンの中、インフルエンサーPRで成功している
・フォロワー現在76.3万人
・インスタライブニーズに今力を入れている(ライブコマースを本気でやる必要はないが、インスタグラムの中で視聴を促進する。1000~2000人→30000視聴がある。フォロワー4%。IGTVで残す、500万くらい、売れたときは1200万売れた。サイズの質問や、その場で出た質問に回答をし、ライブ感をもって、お客さんとのコミュニケーションを行なっている)

ハイビジュアルにすればするほど、データが重くなる問題
(技術的にできない=サーバー代がバカにならない、他に負けないようにするには?株式会社ウェブテクノロジさんのサービスを利用し、画像の容量が半分くらいになり、スムーズな閲覧ができるように。)


▼ブランドのファン作り方法

ビームス=対面の接客が原点。如何にしてブランドファンになってもらうか?それをインターネットで拡張しようとしている。
フィフス=インスタライブで、著名人を採用したら、批判が多かった。スタッフ自らが売るようになったら、応援コメントになった。スタッフを前面に出すことで、顧客の共感につながる。等身大の人がどう思うか、今までカッコつけずにやってきたが、素を出した方が、応援してくれる。


▼ファン作りをしても、売り上げにつながるのか?お金を落としてくれるか?

ビームス=売り上げを求めると、お客さんもスタッフも構えて接客をしてしまうので、二の次で良いと思っている。動画も暖かく見守り、ゆるく進める。
例:ディスプレイのマネキンの解説。https://www.beams.co.jp/video/jbf/2738/
撮影しているスタッフとの掛け合いでコーディネートの解説。(使用しているアイテムも動画の下には載っている)動画きっかけに、ブランドや素材に興味を持ってもらえる導入であれば良いと思っている
フィフス=インスタライブをやり始めたのは、1年前から。(毎週金曜にやる。やり始めからすぐに伸びたわけではない。)あえてノルマは設けていない。

▼メデイア化していく流れと今後

ビームス=社内のスタッフを、社内インフルエンサーにしてくれませんか?というオーダーを出す。
個性派ぞろいの面白いスタッフ達。彼の良さをどうすれば活かせるか?
スキル、照れ、慣れ、の時間
今後は、ライブコマースをやっていく。(ライブ感ならではのこと)
フィフス=「編集」をされたコンテンツ(動画など)をやってみたい。短くみやすいコンテンツで、短い接触ポイントを増やしていきたいと思っている。