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2年前、友達の誕生日プレゼントにメタバースのワールドを作った

2年前の記事を発掘した

約2年前のこと。友達の誕生日にメタバース(cluster)のワールドをつくったことがありました。

そしてその思い出を書いた記事を途中まで書いていました。
その後忙しくなって放置しちゃってたのですが、、

今日急に友達に「あのときの記事でてくるの楽しみです」って言われて、お正月でたまたま時間もあったので掘り起こして思い出しながら書いてみました。

よかったら読んでみてください。

2年前のある日..

もうすぐ友達の誕生日のある日、友達4人と通話してる時のこと…

久川さん「誕生日プレゼントに3DCGつくってるんですよ〜」

ぺのてあ「おお〜すごい。そういえばこれってどうやって渡すんですか?」

久川さん「画像に書き出しして渡そうかと。」

ぺのてあ「なるほど〜。ところで最近ぼくバーチャルのワールド作ってて、そのデータがあればみんなで3DCGに入れるようにできるのですが興味ありますか?」

久川さん「え…それはすごい!したいかも!」

ぺのてあ「でしょ!やりますか〜!」

Nさん田中さん「わーい!じゃあ私たちも何か作りますよ〜」

というわけで誕生日祝いメタバース、誕生日おメタバースをつくることに!

これはもしかして世界で初めて誕生日プレゼントにメタバースをもらった人になるかもしれない….

登場人物紹介
たなかKさん:アプリクリエイター屋さん、3D素材屋さんもしているよ。https://twitter.com/tanaka_____k
久川はるさん:漫画家さん、最近3DCGも始めたみたい。猫と暮らしている。https://twitter.com/hisakawa_haru
Nさん:3DCGデザイナー屋さん。即身仏がすき。
ぺのてあ:発明家、物のデザイナー。バーチャルな物も(このときは)よく作ってたよ。
https://twitter.com/penotea

バージョン0

というわけでひとまず現状のモデルをもらってひとまず入れるメタバースをつくる。

メタバースを作るためのプラットフォームはclusterを用いた。
スマホでもWindowsでもMacでもVRでも入れるからみんな入れるから。それにぼくがワールドをいくつか作った経験があるからこなれているからだ。
制作ツールはunityを用いた。
基本的にclusterのワールドはunityで作ることになっているからだ。

確か話しながら15分くらいでつくった。ほぼ3Dモデルにコライダー(あたり判定)をつけただけ。その他もろもろはデフォルトの設定のものだ。
これだけでも公開して誰もが遊びにこれるようにできる。

作った3Dモデル内を歩けるだけでも楽しい

「歩けるだけでもまあまあ楽しい。」
「こんなにすぐできるんですね…!」
「みんなで集まってやってみますか〜」

と盛り上がったので後日時間を決めて集まることになった。

バージョン1


というわけでみんなめっちゃ忙しいけど仕事のあと2時間くらい集まることに。

バージョン0の体験をもとに久川はるさんがコンセプトアートと最新のモデル(軽量化のためにローポリにしてもらった)を作ってくれた。

久川はるさんのコンセプトアート

久川はるさんがコンセプトアートを描いてくれたのでこれをもとに、、、

できた、、

「こんな感じか〜〜」
「ここおちると永遠に戻れないね」

みんな落ちて戻れない

何を作るにもそうだが作って体験してみるとたくさんの収穫がある。

(余談:写真のなかにいるバグってるかんじの人はポリゴン数が制限より多くてしょうがなく服と髪を削っているたなかKさん)

バージョン2

というわけでバージョン1をもとに作業を開始した。

ケーキやキャラクター(ほかのお友達のネットのアイコンをもとにしたもの)は久川さん制作、PIXARのライトみたいなもの、小物は田中さん制作、左下のおどってる人をNさんがつくって、unityで取りまとめ、大地などをぺのてあがつくった。
ひとまず2時間強でみんなが作ったモデルをわんこそばのように設定、配置、、そして、、、、、

できた、、、

できた。

ケーキは前のバージョンのもの(左の方にあるもの)からケーキ型の島に進化した。

広大な大地もできた、、、

光を見せるため暗めの雰囲気にした
そして物語はうごきはじめた。。

「ひとまずできたね」
「もうこれでもよさそう。」


バージョン3

一応できた、一応できたけど一応できるといろいろ見えてくる。
そう、、、このワールドのポテンシャルはこんなところではないのが見えてきたのだ……!

光を焚いてみた
遊園地にしようと思って描いたラフ

これは遊園地だ。
遊園地が見えてきた。

ライトマップを炊いたところ

見えてきたらこちらのものだ。
大地に起伏を、草木を、光を。
というわけで

できた、、、、
できた、、、

これがメタバース、、、、  だ!!

前バージョンから全体的な光を暗くしてスポットで光をつくったり、アニメーションをつけたり随所にパーティクルを焚いたり、インラクションをいろいろ作ったりなどなど手を動かす限りでいろいろしました。

作業中のスクショがないのであれだけどライトマップ焼いても真っ暗になって一度詰まりました。
たしかlighting modeをシャドウマスクから何か違うのに変えたら通るようになったので同じ悩みがある人は試してみてください。

比較してみる。

before
after..!

これが光だ、、、!

高い所から見下ろす景色はいつだって良い

登りづらいバージョンのケーキも脇にはやして上下するキャラクター(お友達がモチーフ)に乗って登れるように。

眺めがいい。

バージョン4

テスト会

誕生日パーティ会場というよりもはや誕生日王国だ。

前回に比べてかなりいい感じのルックが出来上がった。

しかし…………………遊んでみたら意外にもすぐに飽きてしまう。

どんなに綺麗な世界があってもその世界に関わることができなければ人はすぐに飽きてしまうのだ。
世界に関わることができなければその世界にいる感覚も薄くなってしまう。

ということで本来はここまでする気はなかったけど、ここで少し凝るだけで大幅に良くなるのでいくつかの仕組みをつくることに。

ボーリング

たなかKさんがモデルを作ってアイデアを提案してくれたボーリング。
物理演算でできることはプログラムなしに再現できるので作りやすい。

これでパーティも盛り上がるぞ、、、!


そして誕生日パーティ当日

そして迎えた誕生日当日。

たくさんのひとでメタバース誕生日パーティをしました!

みんなで花火をしたり…
ボーリングをしたり..
ケーキに入ったり..
線香花火をしたり..
友達のアバターのフィギュアが転がしたり..
ともだちのアバターの形の
人形のジャンプにあわせてケーキの上に上る遊びをしたり..

ボーリングをするためにボールとピンを生成させるスイッチを作ったけどバグった。

ボーリングピンが出てくるボタンを押すとピンが無限増殖する。
たぶんバグなのだが、面白いのでそのままに。盛り上がった
たくさんのボーリングピン
わー
打ち上げ花火を打ち上げたり..
ケーキの裏の砂浜(チルスポット)で線香花火をしたり..
飲み会が終わったあとの荒れた部屋みたいになった
集合写真を撮ったり…
集合写真
集合写真2
たのしかった

そして..

もうほとんど(つくったことすら)忘れてたけどおもいだすと楽しい思い出だったなあ。
このとき一緒に作った友達とも確認のために久々に連絡してみたりしたら画像のモザイクかけもさくっと手伝ってくれたり、あのときの思い出の話ができてよかったなあ。

ワールドはいまも公開してて、ここで遊べるよ🎂

2年前から変更やアップデートを行っていないため今の環境での動作の安定性はわからないのですがよかったらみてみてください。
そして友達の誕生日にワールドを作りたくなった方いたらつくってみると良いと思います。

おしまい。


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