確定賽子(サイコロ)

500文字/2分/ハナガサペノコ/note誌

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ほぅら、この世界。


ボクの都合のいい世界になっていく。
絶対揺るぎない、この世界。

空間そのものがボクの味方をする。

サイコロの出目を捻じ曲げないルールがボクにあるんだ。

「ボクが泣き叫んでショボくれる」
コレだけは胸の内で3秒だけ凹む事にしています。

あとはゲームと一緒。

何度も何度も人生ゲームオーバーになりかけても、なにかのサイコロが助けてくれた。自分では変えられない不思議なチカラ。それがサイコロ。

今もこうしてペンを走らせるだけでも、
世界一幸せモンだと実感が湧く。

次のサイコロ結果もボクの都合がいい世界に絶対になるんだ。
予想ではない、確定した結果だよ。

自分からサイコロを蹴らない限り、
ボクの都合がいい世界に必ず転がる。
そういう世界になっている。

お金なんて湯水の如く湧くんだよ。

凄いヒト達もボクに集まる。

どんな悪意がある病気だってボクには通じない。
脳が破裂しても倒れない。

嘘じゃないよ。実際そうだもん。

ほぅら、
ボクの都合のいい世界になっていく。
絶対揺るぎない、この世界。

そこには簡単なルールが一個だけ。

「ボクからこぼれ落ちたサイコロ」では振り直さない。

だって出鱈目なんて信じない。
下手な小細工だって見たらわかる。

お金で買えないサイコロの目。
ヒトの姿のサイコロの目。

貴重で大事なサイコロ心友の目。

だから悪い数字にはならない。
絶対揺るぎない「確定賽子」

相手を大事にするボクの性格のうちは、確約した未来しか見えないのだから。

ボクも相手から見たら「サイコロ」で、
絶対いい未来をみんなにも出すんだ。

お互い、
「確定した最高のダイス」なんだもん。

今日も世界はそうやって、回ってる。