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ブーム到来!!どのカード占いを始める?その③ルノルマンカード

倉敷Penny Laneのまゆみです。
カード占いブーム到来!!
今、さまざまなカードデッキが登場していますが、どれから始めようか…と思っている皆様に向けての記事です。

まずはその①で現在の主なカード占い特徴と種類、その②でタロットカードについてをご紹介しました。

今回は、近年で急速に認知度を高めリーダーを増やしつつあるルノルマンカードについてです。
私も実はこのムーブメントに乗り遅れまいとこの半年でルノルマンカードを始めました。実際に始めてみての実感をもとに、オススメポイントや始め方を書いてみたいと思います。


ルノルマンカードの特徴おさらい

私のように元来からのカード占い好きが、この新勢力(笑)ルノルマンに注目したわけですが、その①でまとめた特徴をおさらいしますと…

  • 36枚のカードで構成、日常生活で慣れ親しんだシンボルがカード1枚に1つずつに描かれてい、結果も現実的にビシっと出る占い。1枚ずつというより、2~3枚のコンビネーションで読んでいく。

  • グランタブローと言われるスプレッドで36枚をフルオープンで占うのが醍醐味。
    トラディショナルグランタブローでは、占いたい特定の人物を象徴する『紳士』『淑女』カード、またはキーカードと呼ばれる知りたい出来事を象徴するカードとの距離感や並びで読み取るため、結果は見たまま一目瞭然、初心者でも結果を出しやすい。
    ハウスグランタブローでは運勢占いも出来る。

  • 一方で、まだ歴史的にも発展中の占いで、タロットほど占い方が確立しておらずまだ自由度が高い。プロの占い師でもその占い方にかなり個人差がある。独学で書籍を読み漁り占い方の取捨選択が出来ない間は迷走するかも。講座やレッスンで実践的なアドバイスを得た方がベター。

…と、私がこの半年で取り組んでみて感じたことをざっくりまとめました。

まずはデッキ選び

最近はルノルマンカードも実に種類が増えています。基本的には好みの絵柄を使えば良いのですが、若干、カードの絵柄が占い方に影響してくるので、自分はどうやって占いたいかでデッキの絵柄を良く確認して購入してください。

紳士右向き&淑女左向き(もしくはその逆)タイプを選ぼう

絶対確認したいのが、『紳士』『淑女』カードの顔の向きです。
デッキの絵柄により3パターンあります。

紳士・淑女が違う方向を見ているタイプのデッキをオススメします。特に恋愛占いをしたい人はこちらがマストです。
その他には、
紳士・淑女が同じ方向を見ているタイプと、
紳士・淑女が正面を向いているタイプがあります。

トラディショナルグランタブローという占い方では
①紳士カードと淑女カードが見つめ合っているかどうか
②紳士カード・淑女カードが直近で見つめているのは何のカードか
これらが非常に重要になってきます。

紳士・淑女が違う方向を見ているタイプではカードの並び方で①と②を吟味することが出来ます。
見つめ合う近い距離に出れば心が通じ合っている、
背中合わせで遠い距離に出ればすれ違っているという事になります。
特にトラディショナルは他のカード占いとは全く違う独自のカードの読み方なので、ルノルマンをするのであればぜひトラディショナルが出来るようになりたいところ。

グランタブローでスプレッドした状態。

紳士と淑女がこのように出た場合、距離は近いので近しい間柄ではありますが、視線がそれているので今は気持ちがすれ違っている状況となります。

また、紳士カードが見ているのは錨のカードなので仕事中心の生活、淑女カードが見ているのは鎌なのでもしかしたら彼と途切れてしまった事がとても気になっているのかな?などと読み取れます。

紳士・淑女が同じ方向を向いているタイプのデッキでは②は読み取れますが、①はどんな配置になっても見つめ合わないため読み取れません。

そもそも同じ方向を見ているカードためどんな並びになっても見つめ合う事は無い。

この辺りの男女の視線の詳細な読み取り方として、桜野カレン先生が著書で紳士・淑女カードの逆位置をとることを提唱しておられます。この方法を使えば、絵柄が同じ方向を見ていたとしても視線を交わす配置になることもあり得ます。

紳士・淑女が正面を向いているタイプのデッキでは①も②も読み取れないため、顔の向きによる情報は得られなくなります。紳士と淑女のカード(もしくはキーカード)の遠近だけで読み取っていくことになります。

これらのタイプのデッキの場合は、トラディショナルグランタブローでは少々使いづらいものの、それ以外のハウスグランタブローや3カード等のスプレッドでは問題なく占う事が出来ます。

36枚並べることを想像しよう

上の2枚の写真のように、グランタブローという占い方では36枚のカードを全て並べることになります。
その名の通り、36枚並べて1枚の絵になるのです。

1枚1枚が美しいカードも魅力的ですが、全部のカードを並べた時に心地よく、それぞれのシンボルがしっかりと自分の中に入ってくるかをイメージしながらカードデッキを選んでください。

個人的には背景がシンプルなものの方が好きです。
あまりにもカラフルだったりで1枚ずつの主張が強すぎるデザインは、少ない枚数のスプレッドでは良いですがグランタブローでは目がチラチラしちゃうかなぁ…という気がします。

私がある程度占えるようになるまで

現在、ある程度ルノルマンカードで占えるようになり後は実践を積んでいくだけかなぁというところまで来ましたが、これまでの経緯を紹介しますので、これから始めたい人へ参考になればと思います。

近年のブームで書籍やオンライン講座が増えた

ルノルマン自体は数年前から知っており書籍とカードは持ってはいたけれどそのまま。近年学ぶ手段も増えてきたこともあり私も本格的に始めました。

タロット的読み方が染みついていると、カードにシンボル一つというのが書籍だけではどう読み取って良いか分かりませんでした。ドラマが描かれているタロットに対して、ルノルマンは手紙とかキツネとか、物や動物や場所がポツンと描かれています。
しかし、こういった一つのシンボルを自分の想像の中で動かしてみること、他のカードとコンビネーションでドラマを自ら作っていくことで読み取れることを、私はオンライン講座で実感することが出来ました。
書籍でももれなく記されていることではあるのですが、イメージ方法も含めて実際に説明してもらうことで、カードの受け取り方が圧倒的にスムーズになりました。

情報が整理できず迷走

そして、書籍を読み漁りながらグランタブローの方法を知っていくのですが、一口にグランタブローと言ってもいろんなアプローチがあるのです。
クロス読み、トラディショナル、ナインティング、
ラベル読み、ピンカード、最初の3枚、
などなど、書籍にはいろんな読み方が紹介されてます。
どれがベーシックな読み方なのか、それらの使い分けも良く分からずにおりました。私はもれなく全部を一度にやってしまってしまい、一度に読めるカードは全部読もうとしてしまっていました。

これをやってしまうと、結局ほとんどのカードを拾い上げており、本当に重要な読むべきカードを見失ってしまうことに気が付いたのもオンライン講座にてです。
タロットでもそうです。全部のカードを追いかけるのではなく大アルカナカードや最終結果のカードなど、重要なカードにはアクセントをつけて読み取るべき。

つまり、書籍の知識を実際にどう使っていくかという事は、やはり講座で習うのが一番近道でした。
これ、おそらくタロットは書籍によってカードの解釈の振れ幅は広いけれど占い方はある程度決まっているのに対し、ルノルマンは逆にカードの解釈の振れ幅はあまりないのですが占い方の自由度が高いからだと思われます。

例えば『仕事』を示すキーカードの取り方一つでも、『錨』『キツネ』『船』と占い師の先生によって様々なので書籍での解説も様々。
どれも間違いではないので自分はどのスタイルをとるか選べば良いのですが、私の場合はそれが分からない間は、書籍に紹介されているバリエーション豊かな占い方をすべてを追いかけてしまって迷走してしまったのです。

グランタブローはトラディショナル読みから入ろう

迷走してたどり着いた結果でみなさんにオススメしたい道のりとしては…

まずは3カードでコンビネーションの練習から入り
9カードでグランタブローの前段階の読み方を知ってから
トラディショナル・グランタブローで読んでいく
慣れたらハウスグランタブローも

この道筋がベストです。
トラディショナル・グランタブローとは、紳士・淑女・キーカードを取り囲む8枚のカードから読み取っていく方法です。
いろんな読み方がありますが、まずはトラディショナル・グランタブローできっちり読んでいくことを目指してください。これがきっちり出来るだけでも、十分詳細な占い結果が出てきますよ。
カードの読み取りがある程度出来るようになったら、ハウスグランタブローというまた別の読み取り方法もあるので挑戦してみると、これも面白いです。

コーヒーカードから入る手もある

トラディショナル読みをきっちり習得するにはどうすれば良いかですが、ルノルマンの書籍でもトラディショナルがしっかり解説されているものと、まったく解説されていないものがあります。解説されていない本から入ると迷走してしまうのです。

ですので、私はコーヒーカードから入るのも確実な手ではないかと思っています。

コーヒーカード(販売元FCM)

コーヒーカードとは何ぞや?という人も多いでしょう。

コーヒーカードはルノルマンカードの源流と言われています。
そもそものコーヒー占いでは、コーヒーカップに残ったコーヒーかすが何に見えるかで占っていたようですが、それでは占うごとにコーヒーを1杯飲まなければならないことから、1800年頃カード化されたそうです。

そんなコーヒーカード占いから、『希望のゲーム』という人生ゲームのようなゲームが生まれ、更に発展してルノルマンカードが生まれたそうです。

上の写真で紹介している、FCMさんから発売されてるコーヒーカード
これは、現在の日本のルノルマンカードブームを牽引している3人の占い師トリプルK(桜野カレン先生・香先生・高橋桐矢先生)によって、1800年ごろ生まれたコーヒーカードをもとに、占いやすくアレンジして復刻させた独自のカードデッキです。

カード構成は32枚で、半分以上がルノルマンカードと同じカード。コーヒーカード独自のカード(シンボル)も何枚か存在します。
占い方はルノルマンカードと全く同じで、基本的に先に書いた通り、3カード・9カード・トラディショナルグランタブロー・ハウスグランタブローで読んでいくことになります。

このFCMのコーヒーカードによる正式な占い方のガイドラインとなるべき書籍が作られています。

この本が、私は非常に良いと思っています。
このコーヒーカードデッキ自体も、3人の先生が占いやすく思案をしてカードのシンボルを作られていますし、この書籍ではトラディショナル読み・ハウス読みをコーヒーカードの基本的な読み方として丁寧に解説されています。

また、それ以外にも3人の英知がギッシリ書き記されていて、私個人としてはタロットの読み方までもより意識的に出来るようになったと言えるほどです。もちろん、ルノルマンカードの読み方も整理することが出来ました。

トリプルKの3人の先生もそれぞれルノルマンの書籍を出されていますが、その3冊を読み比べても大きくスタイルの違いが見られます。
それでどの方法を選んで良いか迷ってしまうのであれば、3人の英知が詰まって作られたコーヒーカード、さらには統一見解として出されているコーヒーカードの占い方から踏襲して、ルノルマンカードへもそのまま移行していけば間違いナシです。

という事で、コーヒーカードもぜひオススメです。
特にタロットをやってから入る人にとっては、コーヒーカードの方が、ルノルマンの読みにくいカードが無くなって、そこに内面的なカードが入っている分、やりやすいんじゃないかなと思います。

読むべきカードが分かればすぐに占える

私がルノルマンカードで占っていると、そばで見ていた母が、
『これ(淑女)が自分なんでしょ?頭の上に棺があるのはまずいね』
『ネズミが食べ物をかじってるから良くないのか』
などなど、淑女カードの周辺カードを読み取る仕組みを簡単に教えただけで、それらしい事を言っていました。日常的なシンボルは、全くのカード占い初心者の方がイメージしやすいかもしれません。

同時に、淑女カードから遠く離れている別のカードについても気になって読みたくなっていたようでした。これは読まなくて良いカードですが最初は気になってしまうのです。

読むべきカードのちょっとしたアドバイスさえ得ることが出来れば(書籍だけでは難しいかもしれないです)、基本的には初心者でも、人生ゲームのマスをたどっていくように読み取ることが出来る占いです。

タロットカードやオラクルカードとは違うアプローチで、具体的で現実的な結果を出すことが出来るルノルマンカード、このブームにぜひ手に取ってみてはどうでしょうか。

読んでいただいて、“楽しい”“役に立った”と感じていただけましたら、ぜひサポートをいただけると嬉しいです。 活動継続のモチベーションとして、頑張ります!!