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今って本当に住宅の買い時じゃないのか?

ここ半年くらいオーダーメイド住宅の資料請求のお問い合わせが減っている。
しかし建売はバンバン建ち、売れていく。
なぜ現在オーダーメイド住宅建築への関心が下がり、建売住宅が売れているのかまた、今は本当に住宅は買い時ではないのかどうかを考えてみる。

まず現在売れまくっている建売住宅は材料の値上がりが反映される前の価格で販売されているものが多い。
現在木材の高騰、石油製品資材の高騰、鋼材の高騰、材料値上げに便乗する形の職人さんたちの値上げで会社規模や方針にもよるが坪当たり5万円~8万円の値上げが実施されている。
例えば30坪の建築面積の住宅の場合、坪8万円の材料高騰値上げが実施されている場合、1棟当たり240万円の値上がりという事になる。
しかし現在の日本の経済はまだ物価高に対して給与所得向上が追いついてない状況である。そうなると住宅にかけらる総予算は変わらないのに240万円の値上がりが重くのしかかるものを受け止めるしかないという状況だ。
240万円予算を下げようと思うと凡そ8畳1部屋分削減しなくてはならないことになる。

この状況にさらなる追い打ちをかけるのが土地代の高騰だ。
これにも様々な要因が絡んでいる。
通常であれば中規模の会社が倒産することにより会社の土地が世に出てくるのだがコロナ助成金の恩恵のおかげで本来倒産を迎えるべき会社が生き延びてしまったため通常であれば出回ってくる土地が出てこない。
そこに円安による海外投資家の活発な動きだ。
また、生産緑地解除計画が来年以降控えているため市場としては様子見が主体の動向となっている。
上記の事から整形土地の供給不足が続き狭小地や変形地の値下げ幅も鈍い。
中々程よい土地の購入が厳しい状況が続いている。

以上の状況からも確かに住宅を建てるにはネガティブな状況かもしれない。
それではいつまで様子をみるのだろうか。
家を建てる人たちは賃貸住宅に住んでいる人が多い。
では2年様子を見ていたら材料高騰も落ち着き、土地代も下落してくるとメディアで発信されそれをうのみにした家族はいったいどうなるのだろうか。
例えば家賃10万円+共益費2万円+駐車場代1万円で月に13万円かかっているとした場合、2年で更新費を除いたとしても312万円が賃貸費用として消費することになる。
今この状況を冷静に判断してみればわかることだが数年様子を見続けたところでコロナ前の様な金額に戻ることは考えられるのだろうか。
下げに下げてきた材料メーカーや問屋がこの状況を活かし、ようやく市場全体の値上げに成功したのである。そうそう状況が落ち着いたからといいて一斉に値下げすることは考えにくいのではないだろうか。
それでは数年の様子を見る意味はあるのだろうか。
上記の計算を参考に考えてみても様子を見ていると逆に大幅な損をしてしまう事になる。これからの物価上昇を踏まえると住宅購入のための貯蓄も極めて難しい状況となるのではないかと考える。

さらに住宅ローンの開始が遅くなることで教育費が最もかかる時期に現金がないという状況にもなりかねない。徐々にではあるが金利上昇の気配も無視できない。欧米での物価、金利上昇の流れは遅れて日本にやってくると考えるのが通常だろうか。

これからの日本は特に収入の二極化が顕著になっていく事が予想される。
様々なライフスタイルも日本で確立してくることだろう。
戸建て購入なら高級注文住宅、オーダーメイド住宅、中古住宅のリノベーション、コンテナや3Dプリンター建築等のタイニーハウス等。
賃貸ならホテル住まい、デザイン戸建て賃貸、買取オプション付きリース戸建て住宅等々。
外国人の住宅購入の機会も増えてくるだろう。
ニーズをどこにあわせた建築会社か何が強みなのかという情報判断はこれからさらに重要な要素となる。

投資の世界でもよく言われていることだが
「時間を味方につけなくてはいけない」
住宅の建築、所有や投資物件の入手はやはり早いに越したことはない。
家を建てよう!と思い立ったらまずは全力で動いてみる。
まずは建築会社にあたりをつけ、大まかでも良いので家を建てる立地のイメージをつける。そして建築会社に総予算シミュレーション表を作成してもらったら早速金融機関に事前審査申込を申し込んでみる。
まずはここからがスタートラインに向かうための歩き出し。
そこからどのような住まい方がご自身に適した選択肢なのかを熟考していくのが良いと考える。可能性や妄想と向き合うことは恐怖を伴う。
住宅計画に伴走してくれるとことん寄り添ってくれる会社、担当者と出会う事も住宅計画においてはとても重要なファクターだ。
理想や妄想が無理なら無理で違う方法を早く考えて取り組む。

材料費が高くなっているから今は買い時ではない。
もう少し様子を見てから動こうという判断は本当に機会損失となるのではないかと思います。
ハウスメーカーとコミュニケーションをとるのは不安かもしれないが正しい情報を収集した上で正しい判断を自ら落とし込んだ人が最も損をしないのではないかと思うのです。

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