グリッドマン・ユニバースを見ました。

パーフェクト(スタオベ)という他ないです。
※もちろん劇場版「GRIDMAN UNIVERSE」の全編にわたるネタバレがありますよ。

グリッドマン同盟(一部名誉会員)の話

映画そのものが2時間を超える壮大な裕太イジりwithダイナゼノン組という恐ろしい構成。これには心底驚きました。裕太が長男じゃなかったら耐えられなかったでしょう。大学生NTRで血色を失ってボロ無き裕太も、空気を読まないことに定評のあるアンチ君の壁ドンで阻止される裕太も、とにかく真っ赤になってる裕太も、非常にかわいかったですね(ねっとり)そもそも空気が読めないことに定評のあるグリッドマンのダイナミック憑依で阻止されたのが事の発端なのだから、彼が裕太に謝らなければいけなかったのはそこだったのでは!?なんてことを考えながらニコニコしていました。アニメラストでグリッド天然暴露ビームの直撃は六花さんも受けてましたが、最後に2人まとめてユメのナチュラルお幸せに公開処刑で薙ぎ払われてたのは腹抱えて笑うとこでした。やめろ内海「嘘でしょ……」にほんまそれなみたいな顔するのやめろ(幻覚)何はともあれ2018年のSSSS.GRIDMANから足掛け5年かけて、2人揃って真っ赤っ赤になってるのが見れて私は満足です。ごちそうさまでした。

特撮オタクのサポーター枠だったはずの内海君はほぼオカン。地味に「次は俺」って約束したのに余裕で反故にされて「また裕太なのか」と零すシーンもありましたが、一回り分厚くなって頼れる感じになってましたね……。特にボラーに蹴られ続けた左足のスネが。あと何か知らんけど、六花軍団が1人はっすと距離が近
お前いつの間に企業案件とか受けてんの!?そのマスク物販でもしてんの!?ていうか最後まで素顔公開しないまま乗り切ったね!?!?とりあえず、なみことはっすの2人が置いてあるだけで学祭後に裕太と六花さんがより美味しくなるのは間違いないので、ありがとうの気持ちでいっぱいです。動画撮って送ってくれ。

ところで、真面目にやってきたからと言ってデッカくなり過ぎじゃないですかグリッドマン。グレンラガンとコラボ案件いける規模だよそれ。そりゃアンチ君改めグリッドナイトも敵わないよ。電光超人形態からSSSS.形態、各種合体、さらにはユニバース統合形態と怒涛のお色直しで目が回りましたが、それでもやっぱりちょっと抜けてて説明下手でやってることは凄いしえらいのに謝ってばっかりのグリッドマンは正統派の萌えキャラですね。かわいいよお前……。
フィクサー乱れ斬りは笑いました。壊したそばから即修復の職人芸は笑うしかない。電光超人時代の序盤は毎回ちゃんと直してたけど段々省略されるようになったと見ましたが、最後はやっぱりこれで締めるんだなウンウンってそれちょっとエグくない!?フィクサートーチャリングビームってこと!?

新世紀中学生と六花ママの緩くてダルい絡みは結構好きだったんですが、それにしたって「全員で(六花ん家に)泊まるぞ!」が軽く実現するのはちょっと許容値超えてません?この家の風呂に入った男10人超えそうだよ?
中でもキャリバーさんですよ。アニメの時点で確か33歳。相変わらず不審者。ドアに刀引っ掛けてデケェ音立てたり迷いなくJK肩に担いで宙を舞いながら守るべきモノは角度で死守する豪の者。そしてナイト君の最初の理解者にして真の武器。ユニバースで絶対に見たかったものの1つが「グリッドナイト・キャリバー」だったので、私は存分に満たされました。ありがとう不審者。また会う日まで。

ガウマ隊の話

全体的にグリッドマン側というか裕太イジりが主体でダイナゼノン側は近況報告に近くゲストっぽかったのはある種しょうがないかなと思いますが、
イチャイチャしおって。これに尽きる。姉の件に整理がついて押しの強い本性を現したユメにブルドーザーされてるヨモギがまた見れたのは大変良かったです。……からの、うちでカニ喰わねぇかですよ。押しの強いユメが!!!顔面!!!真っっっっっっっっっっっっ赤!!!グリッドマン・ユニバース史上最大最強のマンガ表現で大☆沸☆騰!!!「嘘でしょ……」ってこっちのセリフだよ!!!これが応援上映だったらヒュー!言ってたところです。

宇宙統合でしっちゃかめっちゃかになることだけは事前情報として入ってたので「あー姫でるのかな」と思ってたら想像の10倍くらいモロに出てきたし、姫だけギャグ時空か?ってくらい胡乱な会話が続いてタラバガニの領収書
カニ(V)[゚ ゚](V)ってどういうことですかガウマ隊長!よく一緒に食べたってどういうことですかガウマ隊長!!つまりあれですかガウマ隊長!!!河川敷でサワガニ見つけた時も姫を思い出してたんですかガウマ隊長!!!!毎日サワガニ喰いながら姫を想ってたってことですかガウマ隊長!!!!!答えてくださいガウマ隊長!!!!!
ガウマさん!!!!!
ガウマ!!!!!
さん!!!!!

取り乱しました。

地味に、アニメ最終戦でガウマさんが力尽きてヨモギ達の前からただただ消えたことが引っかかってたので、姫ともヨモギともきっちり話ができてお別れする部分が描かれたのは嬉しかったです。
元から「破天荒だけど問答無用でみんなを引っ張る生粋のリーダー」という点でかなりアニキでしたが、グラサンまでかけたらもう完全にアニキ。その目のクマ別にミイラ戻りで体調悪いから出てたんじゃなかったのな。

コヨミ先輩は確かアニメ時点で33歳でキャリバーさんと同い年。ちせがいなければ即不審者とはならないけど、ゲストとしての近況報告が「就活中だから別に戻らなくても大丈夫」ってうおい!?ってなりました。いやまぁあの店で働くの相当無理があったとは思うけどね!?毎日爆速でメンタル削れたでしょ!?でもほんと、覚悟完了したらいい顔するようになりましたよね彼。声もよい。演技ちから。
ちせの方は近況も何も引き続き学校は行ってないのでアレですが、チラ見でほぼロボみたいなの描けるんだし画業で食ってけそうな気はしますね。あるいはリアクション芸人。期待通りと言えば期待通りの「なんも知らんわけ分からん人のリアクション」をガッツリ引き受けてて笑いました。それでは皆さんご一緒に!

神様とその眷属(一部原住民)の話

この映画に絶対に出ないといけないけど出方が難しいし絶対に”再会”してはいけない激烈に重い業を背負った女ことアカネくぅぅぅぅぅんんん!!また会えて嬉しいよアカネくぅぅぅぅぅんんん!!と、内なるアレクシス・ケリヴが吹き出しそうになったアカネくんの登場シーンでした。やっぱ神様には分かるんですね、コンピューター・ワールドの異変が。でも彼女にとってはまるっと別世界だし、もしかして干渉しないまでもずっと気にしてたんでしょうか。いじらしいなアカネ君。電光超人的にはリアル・ワールドとコンピューター・ワールドは相互干渉みたいな扱いな気がするけど、そこらへん把握してないので特撮エリートの人にお任せ。ところで最近魔法少女モノとかにハマってらっしゃる?

アレクシス・ケリヴもあまりにもいいキャラ過ぎて出たらちょっと嬉しいなと思ってたらメチャクチャ出るやん。暴れるやん。こんな美しいテンプレ展開がありますか。喰われる直前のアカネ君強制イジェクト見て「アレクシス貴様ァ!」ってなりましたが、ラストで「せっかく合体したんだ」のくだりが気持ち悪すぎて「笑かすなやアレクシスゥ!」ともなり、情緒があっち行ったりこっち行ったりで非常に忙しかったです。映画出るにしても一応ケリが付くとは思ってなかったので、サラサラしてるの見てサラサラになるとこでした。
というかアレクシス一応怪獣にカテゴライズされてるけど、ダイナゼノンの例をそのまま当てはめるならインスタンス・ドミネーション拒否、少なくとも抵抗はできたんじゃないのかいとも思います。まぁ相手が神様だし、基本”退屈”だったでしょうから断る理由も無いというのはありそうですが。
そう退屈。退屈してたんですよね。今更なんですけど、アレクシスは最終回のフィクサービーム受けて「アカネ君の壊れた心を直したというのか」ってエエ声で叫んでましたが、もしかしたら自分も直されちゃったんでしょうか。オーイシマサヨシも言ってましたしね。「君を退屈から救いにきたんだ」って。

2代目はアニメの時に「ちょいちょい映るあの緑の何なんだ」と思ってたら電光超人時代の例外中の例外ネタということで「スタッフすげぇの拾ってくるな……」と震えた思い出があります。アニメだけ見てたら絶対に分からなかった要素だったので、ダイナゼノン、さらにユニバースまで参戦するなんて思いもしませんでした。でっかくなったりちっちゃくなったり自在という設定が元々あるにせよ「君も変身、さらに自前の戦艦と合体までするんだね!?ゴルドバーン抜きで!!」と、扱いがすごく大きくて笑っちゃいました。ダイナゼノンではすっかり落ち着いてしまっていたので、またミニサイズの時の汚ったねぇグヒヒヒ笑いが聞けて満足度が高まりました。あれほんと好き。

そんな2代目に実質永久就職で借り返してるナイト君ですが、シリーズ通して先にも書いたキャリバーさん、餌付けとお風呂担当の六花さん、余計なお世話のガウマさん等々、貸し借りの数だけ縁が結ばれていく感じあって本当によかったです。ミニ2代目との絡みで「あっ、こっちでも既にナイト君呼びなんだふーんそうなんだふーん」となるなどもしました。ふーん。あと不意打ちとは言えこっそり「グリッドマンを倒す」の実績解除してて変な声出そうになりました。
アニメでは創造主に当たるアカネ君の元を離れてアンチ君からナイト君に変化したわけですが、その後結局アカネ君を怪獣から引っ張り出したところでアレクシスに刺されて脱落→最後のアクセスフラッシュ→2代目に回収されるという流れだったので、地味にここもガウマさん同様「きちんとお別れができていないモヤポイント」だったんですよね。そこも最後にきっちり消化されて、こっちが90度のありがとうございましたという気持ちです。

いやーいい終わりでしたね。アカネ君もちゃんと最後の願いを守って六花には声をかけることなくこの世界を後にして
後にして
後。
指。
2本指。
アニメのEDで恐ろしく印象的だった、最後に1歩だけ踏み出して消えた、あの指。その指が六花さんを、通り過ぎて、上、に、消え―――
いや、情緒。

余談

マイクから手を離せオーイシマサヨシ。暴れるんじゃないオーイシマサヨシ。ノンストップで歌いまくるんじゃないオーイシマサヨシ。エンドロールで笑わすんじゃないオーイシマサヨシ。

TRIGGERも最後の最後に思いっきりボカした映像流して笑わすんじゃない。言われんでも見ますよダンジョン飯は。

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