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あいりん総合センター(閉鎖後)に行ってきました

 2019年3月31日に、【あいりん総合センター】は閉鎖となりました。建物が老朽化して、耐震性に問題があるとのことです。たしかに、古くなって傷んでいますね。中を歩きまわって、ボロくなっていると感じました。病院施設を移転してから、建物自体を解体するようです。仮の労働施設もありますし、新しいのも6年後にできるそうです。

 ぐるりと周囲を回ってみたところ、ホームレスの方々が寝ていました。閉鎖前は施設内で、ゴロゴロしていたのを覚えています。これがハローワークかよとカルチャーショックを受けたものです。ブルーシートやダンボールで住まいを作っていますが、撤去されるかと予想します。みなさん、ぐっすりと休んでいました。

 あいりん地区は、高齢化が進んでいますね。見かける人の大半が、お爺ちゃんでした。日本も将来的に、こうなりそうですね。

 閉鎖の反対運動も起こりました。4月30日も、運動家の方々が抗議活動をしていました。激しいものではなかったです。大人しく声をあげていたという印象を受けました。おっさんが十数人ほど並んでいました。3月31日の閉鎖時は、警官隊と揉みあうほどの暴動になったそうです。活動家の方々も多そうです。

 【南海電鉄は労働者排除に加担するな】

 南海電鉄が訪日外国人との交流施設を造るという話ですか。星野リゾートもホテルを建てるそうで。たしかに、海外からの観光客は増えていますね。この辺りを行政側は美化したい。ホームレスは邪魔だから追放していく。ネットを漁っていけば、そういう話を見かけます。実際のところ、どうなのでしょうか?

【センター解放 アナーキーがここに戴冠する】

 古びたバスが、施設の隣に留まっていました。【東京学生有志】と書いてありますね。市民活動の方々でしょうか。京都市でも、デモ活動を行ったりしていますね。バスの中での注意点も書かれています。そういうことをする人もいるのでしょうね。目を瞑れば、ヒャッハーな酔っぱらい達を想像できます。セクハラはいかんよ。

 【あいりん総合センター】の移転計画も、こういった形で説明をされています。仮の施設も、外観的には綺麗なものですね。

 高齢者ともなれば、仕事も見つけにくいでしょう。力仕事も難しいですから。要介護の方もいるでしょうし、どんどん増えるでしょう。貧富の差が激しくなっていけば、こういった問題は深刻化するかと思います。対岸の火事ではなさそうに感じました。日本は少子高齢化で悩まされるのは確実ですから。貧乏になっていきますから。

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