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「努力が評価されるのは義務教育まで!」にハッとさせられすぎている話


自問自答ファッション講座に行ってきた

「自問自答ファッション講座」とは?

自問自答ファッション講座に行ってきた。
それ用のSNSをもつのがベターと言われたけれど、私はたぶんそれぞれうまく使いこなせないから、今までのSNSをそのまま運用する、ことにする。
ので、まず、少し説明を。
自問自答ファッション講座、というのは、スタイリストである、あきやあさみさん、という方が主催している講座で、「自分について自問自答を繰り返し続けることでコンセプトを見つけて、お洋服を制服化してしまおう!とはいえ、難しいから導入はいっしょにやってみよ!」というもの。
(実際あきやさんは、一年を10着くらいで生活しているし、小物がめちゃめちゃ多いとかもない。その全容も有料記事ではあるものの公になっている。)


なぜ参加したか


単純に、「制服化」、に憧れているから。
制服化、は断捨離の一種と思うけれど、結局、断捨離ってさいきんのサウナとかの「整う」とかも仲間で、物質的な話じゃなくて気持ちの話やと思っている。
すっきり、さっぱり。私もしたい。すっきり、さっぱり。
ただ、私は服が好きだし、制服化先駆けのジョブズみたいに黒タートルとデニムだけでは生きていけんし、ミニマリストさんたちもなんかそんな格好だし、その格好は好みでないというかもう少し自我を出したいというか、なんせ私と「制服化」は無縁と思っていた。

ただ、あきやさんは違った。
あきやさんは、ジョブズとはかけ離れた格好をしている。
GUCCIのモノグラムの上にいぬの顔が描いてあるGUCCIの鞄(サムネ左側)を持って、GUCCIの、G、U、C、C、I、の文字が連なったそこそこのサイズのゴールドのネックレスを付けて、派手な柄のスカートを着て、ヴァレンティノのスタッズがついたブーツを履いている。
こんなに服が好きそうな人でも制服化できているなら私も制服化できるかも、というので参加したいと思ったけれど、なんか、その格好のひとこわいやん。そんな人と自問自答って大丈夫……?否定されない?というか取って食われない?スタッズの靴、買わされない?(本当にあきやさん、すみません)と思って眺めるだけになっていた。
でも、たまたま友人に誘ってもらって行った出店イベントで実際にお会いして、お話させてもらって、あきやさんの明るさというか懐の広さというか、心からのポジティブな’みんなちがってみんないい’感に触れたことで、この人なら信頼できる、と思って参加した。(本当に、Nのおかげよ、ありがとう)

で、どうやった?

めっちゃ良かった。の一言に尽きる。
これは行った人にしか分からんと思うのだけど、本当に良かった。ちなみに服についての知識はなんも問われないし、自問自答に97%くらいの時間を費やすので、服まじでなんでもいいひとも、みんな行ってほしい。ちまたの自己啓発本よりよほど自己啓発。
もちろん、スタッズの靴は買わされない。あきやさんの著書も、もちろん壺も、買わされない。売ってもないし、宣伝もない。主催の講座で著書とか売ってないの、めちゃめちゃ好感持てる。

私の自問自答

自問自答は繰り返し続けるもので、一回で出たコンセプトで終わりじゃないから、インプットもとくにアウトプットもしよう、というのがあきやさんの考え。
こういうのは早いほうが良いと思うから、昨日の今日でいったんnoteを出そう、と思っていま書いている。なう。

色気と余裕があって洗練された静かな空気を味わう白いハト(20230812ver.)

これが私の昨日のコンセプト。
まぁ訳分からんと思うけど、白いハト、は、私が縁の下の力持ちになりたいとか、争いはすきじゃないとかで、なんとなく概念的な平和の象徴、にした。
私は自分の名前も存在も何にも残らなくてよくて、だから出世も不老不死も興味ないけど、自分が生きていた証は残したい。だから結婚したんやな(こどもがほしかった)でもお墓とかほんまにいらないよ。つーか、もっともっと匿名性高めて、白いハトよりもノアの箱舟に乗った動物のどれかになりたい。(だって、白いハト、って存在めっちゃ残ってるやんね、象徴にまでなってるし。かつ、ひとだと、あの人のおかげで今の私たちがある、感謝!とかなりそうだけど動物ならならなさそう)

「結果」と「過程」と、「前向き」

講座では「かわいい」「きれい」「色気がある」「仕事が出来る」とかたくさんの言葉を、憧れる、好き、よく言われる、苦手、にざっくり四分する(もちろん、どっちにも当てはまる、みたいなのもある)。ひとつずつ問いかけられる中で、まぁなにかしら気持ちが動くのだけど、その中で私は「前向き」に対して、まじで1mmも気持ちが動かなかった。
無。凪。凪より無風。
そして「結果と過程、どちらが大事?」と聞かれたときは、一瞬、で、絶対、に「結果」だと思った。
私は、「前向き」というのは、物事に取り組む姿勢、そしてそれは「過程」だと思っていて、結果を大事にしすぎているから、「前向き」に対して凪なんだと、思うし、説明した。結構驚かれたし、そこの深掘りを、と言われたこともあってずっと考えている。

「努力が評価されるのは義務教育まで!」

©おかざき真里/フィールコミックス

これは、おかざき真里さんの『サプリ』という漫画の1ページだ。この直前、主人公は徹夜で考えたプレゼンを上司にあっさり却下される。『サプリ』にはまじで名言が多すぎるけど、私はこの台詞にいちばんハッとしたし、何度読んでもハッとする、からこんな時にそらで書ける。でも、正直、こんなに影響を受けていると思わなかった。
私は高校生の時に初めて読んで(進学校でトップ層にいない女子高生、まじで女が勉強する意味ある?普通に花嫁修業とかしたほうが良くない?、思いがち、いや知らんけど、私はそうだった)、ハッとさせられすぎたし、バリバリ働くけど弱さもがっつりあってアンバランスな主人公に、ときどき奮い立たせられたし、共感した。
ついでに、私は「受験」というものをそこそこの数していて(うまくいかなかったこともあったりする分ひとより多いかも……)、それも私が「結果がすべて」と思う一因になっているのかもと思う。
過程は、もちろん大事だ。でも、結果が良くないと「私あのときあんなに勉強したのに……」は意味ない。定期試験でずっと1位を取っていても入試当日うまくいかなければ合格しないし、逆に、定期試験よくなくても合格すれば合格だ。
だから、過程に、そもそも、結果にも、向き合う姿勢が、前向きだろうが後ろ向きだろうが関係ない、と思う。
なりたい、受かりたい、だけでは、なれないし、受かれない。「別にどっちでもいいけど」という人が、なったり受かったりすることだって、ある。
努力が評価されるのは義務教育まで。

出世欲がなさすぎる私

結果でトップを目指すと思う人はその気持ちがないとなれないよな、とおもう。トップになるには気持ちが大事。大谷翔平が高校生のときに書いたというマンダラチャートを見てくださいな。
これはなんつーか、大谷翔平が、「野球でトップになりたい」という気持ちがガンガンに伝わってくる。

大谷翔平が高校生の時に書いたマンダラチャート

私は仕事はすきだし、めっちゃ働きたい。職場を辞めたいと思っても仕事を辞めたいと思ったことはない。でもトップになりたいわけじゃない。いつまでも誰かの下で好き勝手言っていたい。試験も合格したいけどトップ合格は目指していない。
だからこそ、余計、結果がすべてなんかも、と思う。しらんけど。

そして、自問自答はつづく

自問自答講座を受けて、気付いたことは、「ロマンチストだと思ってたけどめっちゃリアリストやったわ」ということ。
結婚式に憧れたことはないし、婚約指輪もいらないと思ってもらっていない。
靴でもブランド物でも箱はもらわないし、本屋さんでビニールカバーは外してもらう。だって、どうせ外すし捨てるし、箱に直す、という丁寧な生活はしない。そしてブランドがあがるほど箱はつくりがしっかりして捨てるときに面倒。
というか、結果がすべてすぎるものリアリストなんかもね?笑

昨日講座を受けてからずっと自分のことを考えている。それがそもそも面白い、なんかウケる(こんくらいのテンションが合う)。
自問自答は終わらない、とあきやさんは言っていたし、少しひとりの時間がここ数日続くので、自問自答はきっと捗る。忘れないようにまた記録しよう。

オチのない自分語り、お付き合いいただきありがとうございました。

感謝
 昨日ご一緒させていただいたみなさま(たのしかった、仲間感あります)
 あきやさん(ありがとうございます、あたらしい私発見、というか、私は私をしりませんでした)
 おかざき真里さん(サプリ、ずっとバイブルです、影響をうけていること何一つ後悔ない)
 なにより、Nに

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