はじめに
本稿では、内田樹が帯文、あるいは推薦文を執筆した書籍、音楽、映画を発表年を基準に古いものから順に並べた。内田は、帯文(推薦文)に限っても、膨大な数を手掛けている。筆者の寡聞の及ぶ限り収集したが、不十分な点も多々あろうかと思う。今後も随時更新する予定ではあるが、至らぬ点については、読者諸氏からのご指摘を賜りたい。
2002
町山智浩『映画の見方がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』
2004
山本浩二『ちきゅうぐるぐる』
2007
友野祐介『プライス タグ』
2008
釈徹宗『いきなりはじめるダンマパダ お寺で学ぶ「法句経」講座』
2009
江弘毅『街場の大阪論』
2012
平川克美『俺に似たひと』
想田和弘『演劇1 演劇2』
想田和弘『演劇 vs. 映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』
2013
水野和夫、大澤真幸『資本主義という謎「成長なき時代」をどう生きるか』
白井聡『永続敗戦論 戦後日本の核心』
岡田斗司夫『超情報化社会におけるサバイバル術「いいひと」戦略 増補改訂版』
光嶋裕介『建築武者修行 放課後のベルリン』
2014
中村加菜子『トトとムー おかしのまちへいく』
圡方宏史『ホームレス理事長 退学球児再生計画』
平川克美『グローバリズムという病』
植島啓司『処女神 少女が神になるとき』
尹雄大『体の知性を取り戻す』
平尾剛『近くて遠いこの身体』
平川克美『復路の哲学 されど、語るに足る人生』
2015
毛丹青、蘇静、馬仕睿『知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!』
デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』
平川克美『「あまのじゃく」に考える 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わず』
奥村宏『資本主義という病 ピケティに欠けている株式会社という視点』
山崎雅弘『戦前回帰 「大日本病」の再発』
松本創『誰が「橋下徹」をつくったか 大阪都構想とメディアの迷走』
盛田茂『シンガポールの光と影 この国の映画監督たち』
2016
デイヴィッド・フィンケル『兵士は戦場で何を見たのか』
鉄筆『日本国憲法 9条に込められた魂』
山本太郎『山本太郎 闘いの原点 ひとり舞台』
山崎雅弘『日本会議 戦前回帰への情念』
山﨑雅弘『【新版】中東戦争全史』
2017
星野文紘『感じるままに生きなさい 山伏の流儀』
神吉直人『小さな会社でぼくは育つ』
エドワード・スノーデン『スノーデン 日本への警告』
ミシェル・ウエルベック『服従』
光嶋裕介『建築という対話 僕はこうして家をつくる』
安田登『あわいの時代の『論語』ヒューマン2.0』
2018
アルボムッレ・スマナサーラ、想田和弘『観察 「生きる」という謎を解く鍵』
平川克美『21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学』
山納洋『地域プロデュース、はじめの一歩』
岩田健太郎『 ジェネシャリスト宣言』
2019
坪井香譲『呼吸する身体 武術と芸術を結ぶ』
池田達也『しょぼい喫茶店の本』
加藤典洋『9条入門』
山崎雅弘『歴史戦と思想戦 歴史問題の読み解き方』
ロマン・ポランスキー『オフィサー・アンド・スパイ』
是枝裕和『万引き家族』
青木真兵、青木海青子『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』
松竹伸幸『日韓が和解する日 両国が共に歩める道がある』
2020
橋本治『九十八歳になった私』
平川克美『見えないものとの対話 喪われた時間を呼び戻すための18章』
石川康宏、上脇博之、冨田宏治『いまこそ、野党連合政権を! 真実とやさしさ、そして希望の政治を』
平川克美『株式会社の世界史「病理」と「戦争」の500年』
方方『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』
2021
大橋しん『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』
白石一文『我が産声を聞きに』
中条省平『カミュ伝』
石井志昴『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』
橋本治『人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科』
中田考『タリバン 復権の真実』
竹信三恵子『賃金破壊 労働運動を「犯罪」にする国』
青木真兵『手づくりのアジール 「土着の知」が生まれるところ』
2022
伊東順子『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』
シャルル・ペパン『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』
ベス・デ・アラウージョ『ソフト/クワイエット』
2023
松竹伸幸『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』
中貝宗治『なぜ豊岡は世界に注目されるのか』
光嶋裕介、青木真兵『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』
松竹伸幸『不破哲三氏への手紙』
山本直輝『スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道』
大島新『国葬の日』
田中聡『身の維新』
2024
樋田毅『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』
内田樹帯文(推薦文)一覧
公開日 ─ 2023年11月18日
最終更新日ー 2024年3月20日
編者 ─ 神野 壮人
連絡先 ー jinnoakito@gmail.com