チームペンギンで、佐賀の酒蔵さんを訪ねてきたおはなし
佐賀の酒蔵を見に来ませんか?
と佐賀県庁の佐賀酒担当の方たちに誘っていただいて、
行きたいです!!!
と答えてから、ずっと楽しみにしていた今回の佐賀旅。
私たち家族と、ともえちゃん、ももちゃん、なおみちゃん。
チームペンギンの佐賀旅をレポートします。
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朝9時に鹿児島中央駅に集合。
新幹線で新鳥栖駅→特急で佐賀駅と移動。マイクロバスで迎えに来ていただいて、酒蔵めぐりがスタートしました。
初日はまず、天吹酒造さんへ。
印象的なステンドグラスがはめ込まれた扉から入って、歴史ある酒蔵の中をたっぷり案内していただきました。
案内いただいた木下さんのお話が、ひとつひとつおもしろく、わかりやすく、なんか自分たちまで、すごく日本酒に詳しくなれたような気がします。
人気のお酒から、少し変わったものまでいろいろ味見させていただきました。
次に訪ねたのは、光栄菊酒造さん。
2019年スタートの新しい酒蔵です。
テレビ局出身の田下さんは、廃業していた酒蔵を譲り受けてからの数々の苦難を記録されていて、それらを写真や映像で見せてくださいました。
お話を聞いたあとに、蔵を見学したので
「これが、あの時のタンクです」
「ここが実際に、上げた床です」
と教えていただくと、
「おおーーーー、ここが!」
となりました。
今年のお酒だけでなく、昨年、一昨年のお酒を保管されていて、飲みくらべさせてくださいました。
いい意味で、日本酒蔵の常識を疑って、新しい挑戦をされていて、こちらも刺激をいただきました。
蔵見学の合い間に、農協さんや漁協さんの直売所で、佐賀のおいしい食材も買わせていただきました。
2日目は、毎朝8時から営業されている佐賀駅そばの地酒屋さん『しめなわ』におじゃましました。
佐賀のお酒を、香りと味わいの2軸で、わかりやすくプロットした手作りのマトリックスを見ながら、店内でお酒をゆっくり選ばせていただきました。
お昼は、佐賀駅構内のSAGA BARさん。
佐賀のお酒とおつまみのペアリングセットや、佐賀の食材を使った料理をいただいた後、伊万里市に向かって、マイクロバスで出発しました。
訪ねたのは、古伊万里酒造さん。
前田さんに、蔵を案内していただきながら、酒づくりを続けていくことの大変さ、いかに間違いなく、自分たちのお酒の味を守っていくのか、というお話を聞きました。
酒造りに使うお米のほとんどを、近隣の農家さんから仕入れていて、農家さんとともに生きていくという、覚悟のようなものを感じました。
その一方で、有田焼の器でつくるワンカップ酒、生原酒を使ったレモンサワー、酒粕から作る赤酢を使ったお酒の飲み方など、新しい提案も積極的にされていて、とてもおもしろかったです。
最後は鹿島市の、矢野酒造さん。
とても趣きがある佇まいの母屋から出てこられた、矢野さん。ご自宅とひと続きになっていて、めちゃくちゃアットホームな酒蔵さんでした。
案内していただきながら、酒米ごとの特性や、出来るお酒の味わいの違いを教えてもらったり、発酵途中のもろみや、麹の味見をさせてもらったり。
明るく元気なお母さんにバトンタッチしてからは、お酒のテイスティングをしながら、お父さんと二人で、歩んできた時代のお話もたくさん聞かせていただきました。
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今回ご案内いただいた4つの酒蔵さんは、歴史も違えば、お酒に対する向き合い方も違っていて、とてもおもしろかったです。
それぞれのお話を聞いたあとに飲むお酒は、どれも、そのお酒じたいの味わいや香りだけでなく、それ以上のなにかを感じることができます。
私たちのお店でも、ただお酒を提供するのではなく、今回の旅で持ち帰ったものをみなさんに伝えて、さらに美味しく、いろいろな佐賀のお酒を味わってもらえたらと思います。
2/23→3/19のイベント期間中は、たくさんの佐賀酒をご用意して、お待ちしております🐧
子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。